【感想・ネタバレ】閉塞経済 ――金融資本主義のゆくえのレビュー

あらすじ

サブプライムローン問題はなぜ起こったのか。格差社会はなぜもたらされたのか。バブルの発生・崩壊のメカニズムと、七〇年代以降の世界のお金の流れを押さえた上で、「構造改革」と「金融自由化」により長期不況を脱する主流派経済学の限界を指摘し、日本社会の現状と将来を見据えた新しい経済学の可能性を探る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

古典経済学ではうまく説明していない、所謂バブルについての解釈が興味深い。
著者の説によると、金融改革を経て以降の世界ではバブルの成長と破綻はなるべくしてなると。
また、経済の中ではとかく原因と結果が逆に見られているのではないか、という意見に新鮮味があった。
経済学という側面から見ると、世界は発展しているのか、混迷しているのか、はたまたそういう見方自体がすでに何かしらのイデオロギーに染まっているのか、考えさせられる。

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2011年09月24日

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