あらすじ
豊臣秀吉歿後、諸国大名の勢力は二つに分れ、関ヶ原の合戦で徳川方が勝利をおさめる。激変する時代の波のなかで、信義をモットーにしていた甲賀忍者のありかたも変質していく。丹波大介は甲賀の立場をすて一匹狼となり、自分が信ずるものにだけ従い、黒い刃風をくぐって活躍する。さまざまの武将の去就と歴史の裏側で暗躍する忍びの者の裸形を痛快に描く長編時代小説。
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Posted by ブクログ
何か読んだことあるような、無いようなと思ってたら
「火の国の城」の忍、大介さんではありませんか!!と読み終わって気付く。
あれはいつ読んだんだっけ?と思い遡る事2013年だった…そうか5年前か。
忍目線で見た豊臣秀吉没後~関ヶ原合戦すぎまでの話をギュッと凝縮
甲賀忍者ではなく丹波忍者ですと。そこから。
すごい忍者だというよりは、いろんな局面でラッキーというか
運が味方してくれた感がすごい気がするのは私だけでしょうか。
ラストの方、ほんの数行しか無いんだけど於志津との今後の人生を期待していただけに
なんとも虚無感がすごかった。切なすぎる。
忍者作品好きな方はおすすめ。