あらすじ
太陽の輝き、朝のコーヒーの香り、小鳥のさえずり……私たちの意識は鮮やかな質感(クオリア)に満ち満ちている。物質である脳が、心の中に、そうしたユニークな感覚を生み出すのはなぜか? そして、すべてを感じる存在としての<私>とは何者なのか? 人類に残されたこの究極の謎を解きほぐす鍵は、他者との関係性の中でダイナミックに変化する脳の働きにある。気鋭の学者が、脳科学、認知科学、哲学の領域を横断する新しいアプローチにより難問に新境地を展開した画期的論考!
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Posted by ブクログ
120924 冒頭より
脳を理解するという人類の試みは、実際絶望的と言ってもよいほどの壁にぶつかっている。脳科学の発達により、私たちの意識は脳の中の1000億個の神経細胞(ニューロン)の活動によって生み出されることがじょじょに分かってきているが、なぜ、脳の中の神経活動によって、私たちの意識が生み出されているのかが、皆目わからない。
120929 あとがきより
自分でも後あとまで心に残るものが書けた時というのは、書いている途中で、一体自分が何を書いているのかわからなくなった時であったように思う。
・・・この本を読んで思ったこと・・・茂木健一郎さんは、いったい何を書きたかったのか?そして、編集者の方は、この本に何が書かれているのか分かって出版に至ったのだろうか?また、なぜ「意識とはなにか」というタイトルがつけられたのだろうか?などの疑問であった。
第6章の|コミュニケーションから生まれるもの の『一人の人間という「個」が、他者との関係性に依存して生みだされてくる。一つのパーソナリティが貫かれていると考えるよりは、関係性に応じて異なるパーソナリティが生み出されているという現象の方が本質的なのである』という部分は、、読みごたえのある内容だが、「意識とはなにか」というタイトルや全体の流れからは脱線している感じがしないでもなかった。