【感想・ネタバレ】いつか、虹の向こうへのレビュー

あらすじ

尾木遼平、46歳、元刑事。ある事件がきっかけで職も妻も失ってしまった彼は、売りに出している家で、3人の居候と奇妙な同居生活を送っている。そんな彼のところに、家出中の少女が新たな居候として転がり込んできた。彼女は、皆を和ます陽気さと厄介ごとを併せて持ち込んでくれたのだった……。優しくも悲しき負け犬たちが起こす、ひとつの奇蹟。第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞、W受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ヤクザ登場。

異色の居候疑似家族の生活に新たな同居人が入ってきた。
そこが発端で事件に巻き込まれてしまいう。
異色ながらも団欒ができてきた住人達。
それが元刑事の尾木がヤクザに頼まれ新犯人を探し出すことにより、崩壊の危機が出てきた。
互いに干渉せず住んでいるだけだが、解決に向けてみんなが力を合わせるようになった。

犯人が恭子だったことはびっくりだったが、今まで散々人を傷つけてきた幹部の新藤がやられるのはスッキリした。ヤクザの人達の中でも利害が一致すればチームワークが働くことが面白い。

いつかこの同居人がみんなで住んでいなくても幸せな家庭を築けることを強く願った作品である。

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2024年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作中に出てくる絵本がタイトルと繋がっているのだけど、その絵本、実際に販売して欲しいくらい美しいお話だった。

外で読んでいたのに、泣いたり笑ったりしてしまった。主人公が優しかったり人間臭かったりしてて好き。一気読み。

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2023年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めて西村寿行が浮かんだ。

変わっているのは、主人公の尾木は、孤独でありながら、3人の他人と共同生活を続けていること。

5人目の早希が3日泊まった後、尾木は自宅に乱入してきた久保にボコボコにされ気を失った。

気づくと、早希は殺人容疑で拘留され、殺されたのは久保だった・・・。

ささくれ立った感があったので、前半読むのに少し時間がかかった。

尾木が脅され、真相を調べざるを得ない状況となってから、グイグイ物語に引き込まれた。

サンキュー、伊岡さん初めてやったわ、毎度ありがとう。

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2021年09月18日

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