【感想・ネタバレ】文学は何の役に立つのか?のレビュー

あらすじ

文学は、私たちの人生や社会に対して、どんな意味があるのだろうか。──

人間の生を真摯に見つめ、現代の問題群に挑み続ける小説家が、文学の力を根源から問う。大江健三郎、瀬戸内寂聴ら、先人たちの文業にも触れながら、芸術や社会へと多岐にわたる自らの思考の軌跡をたどり、読者を新たな視座へと誘う。

『ある男』『本心』『富士山』を執筆しながら、平野啓一郎は何を考えていたのか。創作と時代を映すエッセイ・批評集成。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

秀作。
読む度に作者の見識の高さを感じさせられる。
戦争についての内容が多い。作者は戦争を体験した世代でないのを踏まえながら。
森鷗外の良さは分からない。三島由紀夫は凄い作家だと思う。
分人は面白い発想。人は場面毎に色々な顔を持つが全てその人なのだと。なるほどと思わされた。それでいいんだと。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 評価が低いのは自分が理解できないところがたくさんあったからで、決してこれがつまらないというわけではありません。
 ドフトエフスキーなんてカラマーゾフ上巻で挫折したし、絵画に至ってはほとんど分かりませんでした。

 平野さんがあらゆる芸術の造詣が深いことは分かりましたね。

 瀬戸内寂聴や大江健三郎との対談や弔辞は、羨ましいですね。これからの日本文学会をしょって立つ人ならではです。

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2025年10月19日

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