あらすじ
サッカーを観戦するとき、選手を見るとき、「点を入れた、外した」「攻めている、守っている」だけでなく、「監督のイメージする戦術を実現させているのは誰か」「ボールがないところでどんな動きをしているか」などを頭に入れていれば、もっと面白くなる! 元日本代表キャプテンの宮本恒靖が、自身の代表、Jリーグ、海外チームでの実際の体験を元に、新しいサッカー観戦の方法を提案。五輪、W杯予選などの際、ワンランク上のサッカー観戦をしたい人にぴったりの1冊です。
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Posted by ブクログ
元日本代表のDF宮本氏による初心者向けサッカー戦術と日本代表選手紹介本であり、自身のサッカー選手時代のことを書いたエッセイ。
なるほどと思ったこと
・サッカー1試合90分間の内、1人の選手がボールに触れている時間は2分間だけ。ボールを持っていない88分間の動きこそ重要である。
・FWとDFライン最後尾までの適切な距離は30mくらい。攻撃時にDFラインが下がったままで距離が30mより長くなると、パスが回し辛くなったりコミュニケーションとりづらくなったりして、ボールを奪われやすいとのこと。DFラインが前に出た方がリスクが高いように感じるけど実際は逆で、攻撃は最大の防御ということなのだろう。
宮本氏が語る日本選手に関する説明の中では、中田ヒデ氏についても書かれていた。
宮本氏は彼の頭の良さや真剣さを尊重しており、2006年ドイツW杯当時、彼が他選手と意見が食い違って孤立していたことが残念だった様子。
ブラジルW杯ではそんなことがなく、みんな仲良くやってもらいたいなぁ、と思う。