あらすじ
サッカーを観戦するとき、選手を見るとき、「点を入れた、外した」「攻めている、守っている」だけでなく、「監督のイメージする戦術を実現させているのは誰か」「ボールがないところでどんな動きをしているか」などを頭に入れていれば、もっと面白くなる! 元日本代表キャプテンの宮本恒靖が、自身の代表、Jリーグ、海外チームでの実際の体験を元に、新しいサッカー観戦の方法を提案。五輪、W杯予選などの際、ワンランク上のサッカー観戦をしたい人にぴったりの1冊です。
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サッカー選手、88分間はボールを持っていない、ボールを持たない時の動きを見ろというのは視点として面白かった。FWがゴールを決められない、MFがイージーなパスミスをする背景には、ボールを持たないDF側の動きを読んだ駆け引きがある。また、コートを4分割でとらえる視点も参考になった。
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宮本恒靖という選手は知的なイメージとして通っている。引退してなおそのイメージは強くなった。
解説者、評論家としてキャリアはそう長くない彼だが、かなり観戦者としての立場を理解した上で書かれている。フィールドでは何が起こっているのか、それをスタンドからはどう読み取ることができるのかが詳しく解説してあり、読後のサッカーの観戦の仕方ががらりと変わるように思えます。
彼の今後の活躍が期待できる一冊です。
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ツネ様こと、宮本恒靖氏のサッカー観戦術。
目新しいというより、「やっぱりそうだったのか」的な発見がある内容でした。サッカー好きな男子と親密になりたい女子にオススメですw
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およそ10年前に執筆された書籍ですが、サッカーのシステム等々急速に発展してきたとはいえ、素人が観戦する上で十分参考になる点が書き連ねられています。主にDF視点というところも特徴です。
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観戦力かどうかはわからないけど。サッカーでボールばっかりいていては面白いことのがしてるよという本。
正直これといって新しい情報はあまり得られなかったけど。
PKでの一呼吸をそんなに重視して見ているという点は驚きでした。
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宮本さんによる、サッカー観戦についての本。
主な対象は、
サッカーに興味をもち始めて、これからもっと知ってみたいと思っている人だろう。
タイトルの「ワンランク上の」というのがよく合う。
とは言え、宮本さんのサッカー観が描かれていて、
一緒にプレーした選手や主に日本の現在(2012年)のサッカーシーンについての言及もあり、
サッカーをよく知っている人が読んでも、新しい気づきがきっとある。
サッカーの試合を観に行きたくなる。
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サッカー日本代表のキャプテンを務め、かつ屈指の理論家でもある宮本恒靖の一冊。
一流スポーツ選手にありがちな単純な回顧録かと思ったら大間違いで、文字通りサッカー観戦術の指南書。
実際にピッチに立つ機会があるわけではないので、その理解は必ずしも著者の意図に沿ったものではないにしろ、非常に勉強になった。
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日本代表元主将の宮本恒靖が書くサッカーの見方についての本。ひとつひとつの解説が非常にわかりやすい。こうやって自分の言葉でわかりやすく大事なことを伝えられるプレイヤーは、ファン層を増やすにも本当に貴重だと想う。
内容で印象的だったのは頭の良さを強調していたこと。90分のうちボールを持っていない88分に、いかに状況を読み次のプレーを予測して動けるか。
またコミュニケーションの重要さについても触れている。ピッチに立つと監督が全て指示をしてくれない。自分たちで問題を発見し、チームメイトとコミュニケーションし、解決していかないといけない。それに長けていたのがヒデだったと。
いろいろな局面を具体的に示しながら見るポイントを説明していたが、とても面白く読めた。
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日本サッカー界の知性派、恒様によるサッカー観戦指南書。内容は、どちらかと言うと初心者向けで、非常にわかりやすく書いてある。読んだ後と前では、試合の見方が変わり、サッカーがより楽しめるのではないかと思う。最後の質問形式の章で、注目の選手にジャック・ウィルシャー選手をあげていて少し驚かされたが、恒様らしい選択とも思えた。2012年5月に発売されたもののため、ロンドンオリンピック、女子ワールドカップなどの内容の一部がタイムリーではない。
Posted by ブクログ
普段からプレーする人や、戦術などを分析しながら観る人にとっては概ねスタンダードな内容だと思うけど、代表戦しか観ないとか生観戦しない人にはぜひオススメ。きっとピッチ全体を俯瞰して観たくなります。かつ、通ぶれます笑
わかりやすく書いてあり、二時間もあれば読み終わるのもちょうどいい。
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「ピッチを4つのゾーンに分けて観る」「FKは向かって左から2、3番目の選手の背丈と足下に注目」などの戦術が3割、残る7割が日本代表やJリーガーの選手解説。
サッカーの戦術については情報量が少なすぎて、観戦術を語るには弱い内容だと思う。その一方、日本人選手の強み解説は分かりやすい。同じピッチに立った者としての視点というのもユニーク。日本人選手やチームが好きだって人は満足できるでしょう。
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元日本代表のDF宮本氏による初心者向けサッカー戦術と日本代表選手紹介本であり、自身のサッカー選手時代のことを書いたエッセイ。
なるほどと思ったこと
・サッカー1試合90分間の内、1人の選手がボールに触れている時間は2分間だけ。ボールを持っていない88分間の動きこそ重要である。
・FWとDFライン最後尾までの適切な距離は30mくらい。攻撃時にDFラインが下がったままで距離が30mより長くなると、パスが回し辛くなったりコミュニケーションとりづらくなったりして、ボールを奪われやすいとのこと。DFラインが前に出た方がリスクが高いように感じるけど実際は逆で、攻撃は最大の防御ということなのだろう。
宮本氏が語る日本選手に関する説明の中では、中田ヒデ氏についても書かれていた。
宮本氏は彼の頭の良さや真剣さを尊重しており、2006年ドイツW杯当時、彼が他選手と意見が食い違って孤立していたことが残念だった様子。
ブラジルW杯ではそんなことがなく、みんな仲良くやってもらいたいなぁ、と思う。
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サッカーはスタジアムで観ると、プレーひとつひとつの重要性がすごくよくわかる。だからこそTVよりハラハラドキドキするわけやけど、そうした観戦のポイントを解説した本。
ただ、交代で出てきた選手に、まずはファールでもいいから強く体を当ててプレーをしにくくさせるというような、選手目線の話は新鮮だった。
あとセレサポからすれば、山口螢が誉められてたのが嬉しい。
Posted by ブクログ
楽しく読めた。
宮本のサッカー観が優れていることを感じた。
サッカー観戦は、奥が深く、理解しながら観戦
するのは難しい。見どころが沢山あって。
今度は、オフザボールを見る観戦も
してみたい。
Posted by ブクログ
ボールを持たない88分の動き。サッカー観戦はボールを持っていない選手の動きを見ることで更に面白くなる。
宮本氏はサッカーを分かりやすく説明する力が素晴らしいと感じた。
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2大会連続W杯出場し、ドイツ時代はキャプテンとしてもプレイしていた宮本恒靖氏による、サッカー観戦術。DFとしての相手との駆け引き等は現役当時にフィジカル面では劣るものの、それを補う賢さで相手と対峙していただけの事はあるかなと思う。厚さも無く、幅広いファン層が読んで良い形になっていると思うので、テレビやスタジアムで見ながら、友人たちとわいわい話す上で持っておくと会話が弾むかもしれない
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「あのDF、巧くコース切ったね」「今のFWのプルアウェー、あれは難しいよ」「あのセンターバックの距離感、絶妙ね」「あの右から2人目の壁、ちょっと低いね」「ボールの動きだけ見ててもサッカーは判らんよ」などの知ったかができる本。
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恒様こと、元日本代表カリスマキャプテンの宮本恒靖の引退後に書いた、サッカー観戦の解説書。プレーヤーの経験を踏まえプレイヤー目線で書いており、今のサッカー選手の名前を出しており、わかりやすく書いている為、わかりやすい。ただ、今のサッカー選手の名前が出ている為、読むなら早い時期がオススメ
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自分もまぁ、初心者なのですが、サッカーをあまり観ていない人に優しい内容かな、という気がします。
サッカー未経験者としては、FKの際の壁の作り方、なんていうのは知らないわけで、なるほど、と思う部分はありました。
入門編としては新書でいいと思いますが、近い将来、もっと濃い内容の本を出してくれる事を期待します。
Posted by ブクログ
読みやすくてあっという間に読めてしまいました。
オリンピック間近、
ワールドカップを2年後に控えたこの時期にぴったりな内容でした。
逆に言えば、この本、今読まないと鮮度が落ちそうな感じです。。
いつも冷静で、物事を公平な目で見ている筆者のスタンスが好感持てます。
Posted by ブクログ
久々に本買って読んでみた。
昔はJリーグ中継を見てると、絶対にオフサイドのルール解説をしてた。
でも最近はそれはほとんど聞かない。
それなりにサッカーが根付いてきたんだなぁと感じる。
この本の内容は、有名選手についての内容がほとんどで
戦術云々の話はそこまで多くなかった。
ただ、実際に観戦しているだけでは分からないことを色々知れたので良かった。
Posted by ブクログ
サッカー観戦は確かにボールだけを見てしまい、ボール以外の部分で何が起こっているかはあまり目に入ってこない。 勿論素人の私には選手がどのような意図で動いているのかほとんどわかっていない。この本は、元日本代表キャプテンをつとめた著者が、ボール以外のどの部分に目をやればサッカーをより面白く観戦できるか、私のようなド素人ファンに向けて説明している。
ピッチを4つのゾーンに分けて観る、遠藤保仁の旨さ、同じサイドバックでも長友と内田の違い、岡崎の動き、フリーキック前のせめぎあいなど、同じプロからの目線で解説されていて興味深い。ただ、正直言葉だけでは限界がある。もっと図をたくさんいれるか、もしくは映像付きで説明をききたいところ。