【感想・ネタバレ】ブランケット・キャッツのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

猫の目から見たら、ひとが背負う苦労はどんな風に見えるんでしょう。七匹のブランケットキャットが登場する短編集。

全話を通じてハッピーエンド的な話は出てきませんが、この先の未来に希望を抱かせる終わり方。好きなのが「身代わりのブランケットキャット」と「嫌われもののブランケットキャット」
お婆ちゃんのまるい優しさと、お爺さんの厳しい優しさ。うるっときました。

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2017年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 家に居つくと言われる猫が、様々な家を渡り歩くなんてことが可能なのか、そのストレスは如何許りか、傾げた首が戻らない。少なくとも、うちの猫たちにその適性がないことは確かである。

 が、この本の中の猫たち(ブランケット・キャッツ)は賢い。「生きていればいろいろある」酒に酔った人がよく吐くセリフだけど、その「いろいろ」に含まれている全部をまるっと分かっているかのように、借主に寄り添う。

 当然ながら、3日間猫と暮らしてみたところで、悩みの解決にも哀しみの癒しにもならない。嫌な人が嫌じゃなくなるわけでも、子どもができるわけでも、仕事が見つかるわけでも、はたまた幸せになれるわけでもない。

 でも、小さな「異物」が家に入り込むことで、心に小さな化学反応が起こる。下手な慰めや励ましの言葉は、人を余計落ち込ませることがある。「にゃあ」と鳴くだけの猫のほうが、人に一筋の光をあたえてくれるのかもしれない。

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2016年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「明日」が揺らいだ人たちに、猫が贈る温もりと小さな7つの光。
とあるようにいろいろな家族の短編集。いずれもやや癖のある人たちが出てきて感情移入はしづらかったが、猫視点の話は面白かった。

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2021年10月21日

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