【感想・ネタバレ】財務省支配の裏側 政官20年戦争と消費増税のレビュー

あらすじ

財務省が日本を支配している――。なぜ今、「支配論」が叫ばれるのか!?
政権交代で「財務省の敵」自民党の族議員が退場し、民主党は政治主導に、あえなく失敗。そのスキを突いて凋落の一途をたどっていた財務省が、再び「盟主」の座に――。しかし、本当はこれほど単純な図式ではない。政治と官僚組織との「20年戦争」の帰結なのだ。元キャリア官僚が、最強官庁の実態を実例を挙げて徹底解説。大阪維新の会など、今後の政治・行政の行方も予測する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

浮薄な財務省陰謀論では決してない。著者官僚時代の体験や現財務官僚の生の言葉などを基にした極めて実証的なものである。分析は冷静であり偏りもない。頗る信頼できる。バブル以前と以降の財務省、官僚支配の真実など、内容は興味深いものが多い。出色は民主党政権の体たらく。民主党が財務省に傾斜しなければならなかった背景。統治能力をなくし没落していく経緯。そして財務省復権への道程。財務省批判というよりは民主党批判の色合いの方が濃かったように感じた。

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2013年01月15日

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