あらすじ
「11歳の時、私はなぜ、“この作品には何かがある”と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福(しあわせ)」とは何か、その秘密が隠されている。「仮想」「受容」「奇蹟」「ひたむきさ」「偶有性」「セレンディピティ」……。茂木健一郎が読み解く「幸福論」(講談社文庫)。
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Posted by ブクログ
≪内容覚書≫
脳科学者茂木健一郎が、「赤毛のアン」の魅力を語る。
≪感想≫
自分が好きな本を、
まるまる一冊分、語ってくれている本を読むって、
なかなか貴重な経験。
さすが、小難しいことを考える学者さんだけあって、
私のような浅い読者では、気付かない視点が多く、
とても面白かった。
もちろん共感できる部分もあって嬉しくもなった。
基本的に、本は楽しく読めればそれでいいと思っているが、
たまに、こういう小難しく考えて読むことにも、
挑戦してみようと思った。
でも、多分、あんまりやらない(実力的にやれない)。
それにしても、
面白かったから原書に挑戦しよう、という辺りからして、
私とは何かが違う。
脳味噌の発達の神秘を感じた。不思議。