【感想・ネタバレ】王莽のレビュー

あらすじ

「漢」滅び、「新」建つも!? 賢人皇帝の理想と破滅。漢帝国十代・成帝の時代。皇帝の従弟ながらも、苦学の日々を強いられる王莽(おうもう)。しかし彼は頭角を現し、十三代・平帝の摂政にまで上り詰める。そしてついには自ら皇帝となり新帝国を開くのだが!? 「簒奪者」としかみなされなかった王莽を、新たな視点で描いた中国歴史長編(講談社文庫)。

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Posted by ブクログ

歴史もの

簒奪者として有名な王莽の生涯を書いた一冊。苦学の青年時代を経て豪商の後ろ盾のもと漢皇帝から皇位を奪い取り新を築くが後の政策がまずく彼一代限りで滅びるというストーリー。

絵に描いたような栄枯盛衰です。

歴史ものらしい一冊でしたが、やはり舞台が海外のものは登場人物が覚えられないwww.最初(もくじのあと)に登場人物一覧が書かれているのでとても親切な一冊です(笑)編集者に感謝!!

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2013年07月05日

Posted by ブクログ

前漢と後漢の挟間に位置する「新」帝国の創始者たる王莽が主人公。全体を陰陽の動きと因果づけてまとめ上げた流れはなかなか見事。
だが、個人的にはもう少し人物ごとの掘り下げがあるほうが良かった。王莽の人格は、青年期、壮年期、晩年期で明らかに遷移していくものの、それがただ単に年齢と立場の変化ゆえに自然にそうなったとしか感じられなかった。陰陽という外面的な要素だけでなく、もっと内面も深く掘ってほしかった。

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2009年10月04日

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