【感想・ネタバレ】日曜日の万年筆のレビュー

あらすじ

池波正太郎のエッセイには――男の本音がある、人生がある、生きる楽しみを享受する男のリズムがある。作家への道を拓いた幼き日の観劇の一日、手と躰で物を造る感覚を養った旋盤工時代、行きづまった小説の結末を見いだしてくれた飼い猫ネネの話、映画のこと、衣食住について、現代人の見失ったもの、仕事の裏ばなしなど……。手練の切れ味を見せる“とっておきの51話”。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

池波正太郎さんの連載を本にしたもので、池波さんの様々な生きざまや経験など多岐にわたって披露してくださるコラム的エッセイ。
生きてこられた昔の事や若いころの生い立ちや生きていく上での信念のようなものやこうあるべきという私たちへの伝言のような気持ちで読みました。
流石池波先生だなと読み終わった後すがすがしい気持ちになりました。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池波正太郎のエッセイ。
現代にも通ずること(キラキラネーム、モラルの低下、物価高騰)を当時も同じように嘆いていたのが興味深い。
更に遡った明治、江戸時代の人々はとても高尚だったのだろう。文明の発展によって余暇が生まれ、遊び(やれること)の選択肢が増え、生き方も自由になった。
選択肢のなかった時代は限られた時間で何をするか(儒教含めた学問等)が決まっていたのだと思う。
それがその生き方を大いに助けてくれるものだったから。
変遷する時代の中、変わらぬことも多々あると感じ、面白かった。

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2024年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池波正太郎は小説の他に数多くのエッセイも書いていますが、その中から食に関するエッセイを集めたのが本書です。「食の歳時記」と称して1月から12月までの各月の美味しいものや、東京の下町で過ごした子供時代のエピソード、はたまた小説における食事シーンについてなどが書かれています。
本書に登場する食べ物は、活字にも関わらず本当においしそうで、一編一編が短いので、夜のリラックスタイムに読むことが多いのですが、お腹がすいてしまうこともしばしば。
料理屋で食べるのもそうですが、自身で料理して食べることもあり、食へのこだわりが強く感じられました。

>人間は、生まれると同時に、確実に[死]へ向かって歩みはじめる。その[死]への道程をつつがなく歩みきるために、動物は食べねばならぬ。
これほどの矛盾があるだろうか。

戦前には旬のものを食べ、戦中戦後は食べることが困難だった時代を経たからこそ、言い切れるのだと思いました。

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2019年03月09日

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