【感想・ネタバレ】ひらりと天狗―神棲まう里の物語―のレビュー

明里桜良

就職を機に母の実家で一人暮らしを始めたひらり。ある日、母の家系は代々、天狗に願掛けをする特殊な役割を負った家だと知る。祖父母も母も既に亡く、ピンと来ていなかったひらりだが、穴熊の夜三郎や天狗の飯野など、不思議な生き物と交流するうちに、役割を自覚するようになる。そんな中、豊穂市を大きな台風が襲い――！

[ブクログ · ★★★☆☆]

天伯（豊橋）市出身で、母の実家がある豊穂（豊田？）市に勤務する入庁２年目の女性職員が実家に縁がある天狗と絡む話。天狗とその眷属がチート過ぎるが、市役所の仕事ーすぐやる課の苦情処理、婚活イベント、空き家対策、防災は実情を反映しリアルで興味深い。