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就職を機に母の実家で一人暮らしを始めたひらり。ある日、母の家系は代々、天狗に願掛けをする特殊な役割を負った家だと知る。祖父母も母も既に亡く、ピンと来ていなかったひらりだが、穴熊の夜三郎や天狗の飯野など、不思議な生き物と交流するうちに、役割を自覚するようになる。そんな中、豊穂市を大きな台風が襲い――!
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Posted by ブクログ
気楽に読めるファンタジー。地方の役所に勤める女性の周りで起こる不思議な出来事。日常生活がメインで、ファンタジー要素はそっと寄り添う感じなのでがっつりファンタジーが苦手な人にも読みやすいと思う。何より動物たちが可愛い!!
もう少し時代を遡ってみたら良かったかな。例えば明治時代あたりではきっと面白いかも。しかし肩が凝らなく娯楽性があって楽しかった!
はい、まだあまり世間に知られていない作家さんをいち早く読んで後々売れっ子になったとき、まぁわいはだいぶ早いうちから目を付けてたけどね!って言うための企画「発掘王への道」#11です 前回に続き「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作となりました 「日本ファンタジーノベル大賞」は過去には今回審査員をつとめ...続きを読むた恩田陸さんや、森見登美彦さんを輩出した文学賞で、今後も大注目です そしていつもならここで作者のプロフィールをチェックするんだけど、作者の明里桜良さんは1985年、愛知県生まれで、今作が初めて書いた小説だったということくらいしか経歴が明らかになってないんですよね てはでは、中身ね うん、良い ぽわんぽわんして良い 物語の空気感と文体にすごくギャップがあって、最初は少し読みづらさが先に来ちゃうんだけど、慣れてくるとこのギクシャクした感じが、主人公のひらりのキャラクターにぴったりとしてぽわんぽわんしてくる いやぽわんぽわんて何やねん 設定がわい好みってのもあるけど、とにかく主人公ひらりのぽわんぽわん感を楽しんでほしいな〜 神様とか天狗とか、普通に喋る動物たちとかが沢山出てくるんだけど、もうびっくりするくらい特別感がないのね、もう最初から日常なのよ 日常に埋没する天狗さま デビュー作で、当たり前に読者を巻き込んで、「?」を感じさせずに物語の世界に引き込むって、けっこうすごいことだと思うんよね またまた先が楽しみな新人が現れたで! 要チェックやで!
ファンタジー小説としてまだ荒削り感はいなめませんが、今後の展開に期待出来る小説でした。 今までになかった人物設定で、びっくりです。市井で生活する? さて誰のことでしょう…
真面目に市役所での仕事をこなすひらりさん。 派手な振る舞いや手を抜いてサボるなんてもってのほかと 地味にコツコツと身の丈にあった生き方をしているのに [なかやしき]の孫だから、とふりかかる不思議。 その不思議が、 なぜか? そうよね~そんなことあるわよね~ と思わせる自然さ。 宴会のメンバ...続きを読むーにキツネが居なかったのは菰田補佐と関係が? なんて考え過ぎね。 天狗に願掛けの作法講座を修めたひらりさんの次の活躍を読みたいです。
天伯(豊橋)市出身で、母の実家がある豊穂(豊田?)市に勤務する入庁2年目の女性職員が実家に縁がある天狗と絡む話。天狗とその眷属がチート過ぎるが、市役所の仕事ーすぐやる課の苦情処理、婚活イベント、空き家対策、防災は実情を反映しリアルで興味深い。
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ひらりと天狗―神棲まう里の物語―
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明里桜良
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