あらすじ
2人の少女を惨殺した殺人鬼の命に10億の値がついた。いつ、どこで、誰が襲ってくるか予測のつかない中、福岡から東京までの移送を命じられた5人の警察官。命を懸けて「人間の屑」の楯となることにどんな意味があるのか? 警察官としての任務、人としての正義。その狭間で男たちは別々の道を歩き出す。 (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
ずっと前に映画では見てた。大沢たかおがカッコ良いな〜と。藤原竜也のクズ振りも凄いな〜と。
映像化されたものも楽しいのだけど、やっぱり迫力や臨場感は活字の方がいいように思う。
やり方はどうであれ、身内を殺された親族は蜷川の気持ちと変わらないはず。
清丸は変態サイコパスだからクズなのか?交通事故を起こして運転手の運転ミスを誰もが疑わないのに運転していた自分ではなく車が悪いのだと主張するのも立派な…。
Posted by ブクログ
前代未聞の展開!警視庁SPの銘苅が少女2人を惨殺した犯人清丸を福岡から東京警視庁へと護送する。清丸を殺害したら10億円のプレゼント!を全国広告で周知。10億円欲しさに警察を含め清丸を狙ってくる。新幹線、車、タクシーではジェットコースター感満載で一気読みしました。同行する警察関係者も清丸を狙う中、信じられるのが自分しかいない状況。木内さん2冊目ですが、このスピード感はたまらない。久しぶりに手に汗を握りました。絶体絶命の中で助けてくれたタクシー運転手の千賀子の最期には、なんとも・・遺憾の意を表します。
Posted by ブクログ
とりあえず、生死は微妙として、目的は達成できた最後。銘苅さんの苦悩、葛藤は読んでいてこちらも胸が痛くなった。理不尽に死んでいく人達。一番悪いのは清丸だけど、十億と言い出した蜷川にも相当な罪がある。身内に何かあった時の心情としては理解できてしまうけれど・・・。読んでいて楽しい内容ではないけれど、一気読みでした。
Posted by ブクログ
実写版の予告をみてから。
一度読み始めると、ジェットコースターのように最後まで運んでいく作品だと思いました。
あまりにも流れが早いため、一人一人を詳しく知らないまま、退場してしまう人もいました。
ヒューマンドラマテイストというよりは、短編映画を観るような感覚で読み。
ライトなエンタメと捉えたほうが、より面白く感じたのかもしれません。