あらすじ
クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか? 推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。
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Posted by ブクログ
映画を観たあとに原作気になったので読んでみた。おおむね映画で観た内容ではあったものの、クイズに自分の人生の肯定の側面があるというのは興味深い指摘だった。
僕のクイズを問うている
僕の頭は藤川球児のストレートくらい回転している。
最序盤のこの文章から俄然引き込まれた。
すごく筋の通った展開で、タイトルとラストもリンクしていて読後感の良い作品。
Posted by ブクログ
クイズ番組にてゼロ文字押しで正解した謎を調査するクイズプレイヤーの話。
実在する物事で構成されたクイズに沿って主人公の回想がされ、クイズの教科書のようなミステリー小説で興味深かった。
Posted by ブクログ
クイズの決勝戦で、驚異の0秒押しをした本庄絆が、果たしてヤラセなのか、魔法なのか、クイズなのかを解いていく。
クイズの強さは知識量があればいいという話ではなく、どこで押すかという分岐点を決めることが重要ということを知れた。しかも、出題者の発する微かな口の動きを読み取ったりと、競技としてのクイズは深いのだなぁと感じた。
ストーリーは決勝戦の様子を振り返りながら、主人公が様々な人に本庄絆の話を聞きに行くことで進んでいく。話が前後するので、
少し読みにくいしあっけなく終わった気がした。ラストの別視点の章は別にいらなかった気も。
Posted by ブクログ
2日で読み終えるくらいさくさく読めた。話の展開が早いので読みやすかったが、なんだかんだ人間ってこういうものだよね……みたいな結末であっさりし過ぎていて物足りなかった。
Posted by ブクログ
クイズ大会の決勝戦を振り返る形で1問1問ずつ章分けされているのでとっつきやすく読みやすかった。
ただ、なぜ
「問題を1文字も聞かずに正解できたのか?」
という点を前面に押し出した本作を読む読者は、
その問いに対して推理しながら読むミステリー小説として認識してるはず。
でもこの作品のオチでは推理で到達するのはおそらく不可能だし少しズルい気がした。
解説でも「確定ポイント」や、「読ませ押し」といった技術に言及している以上、技術的に到達できる答えであって欲しかった。
主人公も終わった大会の結果にこれほど執着していたのにも関わらず、本庄との答え合わせの後に簡単に吹っ切れてしまうのも些か淡白すぎる気もした。
とはいえ、全体を通して面白い作品だった。
Posted by ブクログ
クイズ好きの旦那に勧められて拝読。さっくり読めるし、読後感も明かされる真相にしては爽やかでとても面白かった!
本文内にいくつか登場した誤読されがちな日本語、誤読の方で覚えているものがちらほらあった……びっくり。
ミステリのカテゴリで見つけたが、ミステリ…ではないかも?主人公が0文字回答の謎に迫る様子は、推理というよりは証明に近かった。あっと驚くトリックが隠されているということもなく、最初は証明不可能に思えた謎が、状況証拠が揃っていくにつれて徐々にリアルに有り得る真相に変わっていく。フィクションを読んでいると言うより、現実に起こった事件について聞いている気分だった。魔法と思われた出来事の真相はクイズプレーヤーやテレビマンらの知識と技術によるものという、この本の謎そのものがクイズの構造と同じだったんだなぁ。
趣味というのは多種あるが、自分の力で自分を肯定できる趣味があるというのはとてもありがたい話だと思う。私も自分自身の趣味と、人生を重ね合わせてみたりして。他人に自己を肯定してもらおうとすることが当たり前の時代にこの物語が流行っていることはとても素晴らしいことなんじゃないかと思う。