あらすじ
「仕事があり、忙しい。でも儲からない」。こう感じる人は必読。ビジネスマンなら誰でも手に入れたい利益そのものを正面から解説した1冊。利益増加を邪魔するものと利益を増やす方法が見えてくる。
【主な内容】
第1章 忙しいのに、儲からないのはなぜか? / 第2章 仕事をしなくても、儲ける人がいるのはなぜか? / 第3章 同じ車なのに、グレードが複数あるのはなぜか? / 第4章 喫茶店でサンドイッチを売っているのはなぜか? / 第5章 保険引受で赤字の保険会社が利益を出すのはなぜか? / 第6章 なぜ、多くの会社が、よく提携をするのか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
経営は両輪・・
攻撃と防御⇒すなわち・・売り上げ増加と費用の抑制だ。
竹内さんは素晴らしい御仁だと思う(*^^)v
攻撃(売上増進)や経営の良化に必須な一冊!
思想の転換で経営はバラ色に!
社長業・経営業・コンサルタントならば読むべし!
王道!皆通道!の一冊!
Posted by ブクログ
「損する」顧客を「儲かる」顧客へと変えることだ。(p32 5行目~)
・プロセスを改善させる
・利益が出るように顧客との関係性を変える
・価格を変更する
3つのプロセスで顧客に対し負担を強いない様にいろいろな工夫を考えるべきだ。
「買う側」の立場になると、その物、サービスが受けられない場合のデメリットが見えてくる。
顧客からの視点からニーズを考え取り入れていけるようにしていきたい。
満足している顧客の4つの特徴(p47 8行目~)
・満足している顧客は、何度も購入してくれる
・満足している顧客は、そうでない顧客よりも購入額が高くなる
・満足している顧客は、時間の経過とともにかかるコストが低下する
・満足している顧客は、その企業を他の潜在顧客に紹介してくれる
「顧客主体」の満足度を高める事で引き出せると考えられる。
目先の利益を優先するよりも、先々へとつながる信用、安心を売っていける事を目指したい。
製品ラインを構築する4つのステップ(p93 11行目~)
・顧客のニーズを分析する
・産業全体の製品ライン戦略を分析する
・経営戦略とのフィットを考える
・収益シュミレーションをする
事業を進めていく上ではもっとも重要な事だが、トライ&エラーばかり重ねると戦略が進まなくなる。
長期的に見ることも経営には必要だ。
内向きの資源(p116 1行目~)
自分の持っている物を多角的に見ることで新たな発見がある。
2次的、3次的な活用が大きな利益(win-win)となるニーズを掘り起こしたい。
外向きの資源(p126 4行目~)
自分の立地、インフラを最大限に利用する。
「商品A」を求める顧客に対し、「商品B、C」もサービスとして認めてもらえる様に戦略を立てよう。
コーヒーと砂糖とミルクの法則(p129 10行目)
独りよがりになりがちな事業計画に待ったをかけてくれた。
確かにのの通りである。
顧客のニーズを掘り起こし、付加価値を高めたサービスの提供が必要に思われる。
シンプロットの第一法則(p176 5行目~)
他社の強みを利用する事で自社の利浮きにつなげ、共存共栄をはかる。
全てを自分で行う事は不可能だ。
適切な戦略的パートナーを選ぶことで、実績となり、信頼性を獲得することができる。(p199 3行目)
適切な戦略的パートナーを見つける事は、自分だけでなく相手を共に成長できる可能性がある。
Posted by ブクログ
前回見た」年収3000万を実現した…」もそうだけど、統計を元にした検証結果を反映させるビジネスの読み解き方は、目を見張る物がある。
・同じ車なのにグレードが複数あるのはなぜか?
・喫茶店でサンドウィッチを売っているのはなぜか?
・保険引き受けで赤字の保険会社が利益を出すのはなぜか?
・なぜ多くの会社がよく提携するのか?
について主に言及している。
Posted by ブクログ
タイトルの軽さとは裏腹にビジネスにおいて必要だとされる事(顧客選別、価格設定、プロセス改善等)が寓話を交えて書かれています。基本を再確認させられます。
Posted by ブクログ
自分は会社を経営しているわけではないのですが、キャッシュフローの辺りが1番面白かった。
思い付いたのは、モノポリー。
全然下手くそですぐに負けてしまうのだけど、現金の大切さや自分の資産をうまく回したりしなければいけないなど、勉強になった。
モノポリーじゃなくて実生活にも生かしたいところ。
こういう、いわゆるお金に関する話ってあまり読んだことがなかったため、新鮮だった。自分の知らない法則ってたくさんあるんだなぁ。知らないことばかりだったよ。
例えも分かりやすくて、読みやすかった。
Posted by ブクログ
「企業研究オタク」という異名を持つ著者だけあって、豊富な実例を下に、企業の収益構造について分かりやすく説明している。200頁程度の本に、巻末注が10頁以上掲載されており、勉強熱心な著者の姿勢がうかがえる。そういった研究の成果を、凝縮した形で、ほんの数時間の読書によって共有出来るのはありがたい。惜しむらくは、頻繁に挿入される寓話にあまり必要性を感じないということか。
Posted by ブクログ
・忙しいのに儲からないのは?
→20%の顧客が150~300%の利益を生み出している
→70%の顧客は収支トントン
→10%の顧客は50~200%の利益を失っている。
*すべての顧客は平等ではない!
・年収1000万の税理士の例
日給:41,667円 時給5,208円
→月額15万の顧客に対して月10時間(=52,080円) +
→月額1.5万の顧客に対して月6時間(=31,248円)-
・損する顧客から「儲かる」顧客へ
①プロセス改善:手間の省略化、
②関係性改善:例)訪問→メール、電話/過剰なサービスの削減など
③価格改善:適切な価格を請求
・ほとんど仕事をしなくても儲かっている経営者の秘密
→満足している顧客の4つの特徴
①何度も購入 ②購入額が高い ③時間とともにコストが下がる ④他の顧客を紹介
→既存顧客を満足させるのは新規の1/5のコスト
→継続期間の違いが大きな利益の差になる
・顧客維持を高める4つの方法
①顧客満足 ②特別なサービス(会員制サービス) ③スイッチングコスト(例:携帯)
④失った顧客を取り戻す
・ラインナップを増やす理由
→2種類の時は真ん中のカメラ50%
→高額カメラを追加したら21%が選択、真ん中のカメラ57%、安いカメラ22%
→松竹梅のメニューの場合、他のコストを考慮すると梅が顧客にとって一番お徳!
★製品ラインナップの4つのステップ
1)顧客のニーズを分析
2)産業全体の製品ライン戦略の分析
3)経営戦略とフィットを考える
4)収益シュミレーションをする
・収益源化までの期間の短縮
←自社の持つ資源を分析し、活用を検討した上で実行する。
・キャッシュフローをよくするために
→在庫を最小限に抑え、支払いを伸ばし、売上債権を早く回収して現金化
→バーターを活用する
→代金回収から代金支払いまでのフロート期間を持つ
・自分の成功にともなって利益を得る人を見つけると、自分ももっと成功できる
・コスト削減
→他社と戦略的提携 例)旅館を開きたい男と元料理人の男
・ライオンのゴミをとったサルが狼に毛づくろいを依頼される
→ライオンという信頼にとるに足りる存在との取引が信頼を生む。
Posted by ブクログ
■顧客の収益性にまつわる3つの法則
・20%の顧客が150~300%の利益を生み出している
・70%の顧客は、ブレークイーブン(収支トントン)
・10%の利益を生まない顧客で50~200%の利益を「失っている」
■顧客の収益性が議論されない理由
・「お客様は神様」だとされているから
・企業が個別の顧客の収益性についてほとんど把握できていないから
■満足している顧客の4つの特徴
①満足している顧客は、何度も購入してくれる
②満足している顧客は、そうでない顧客よりも購入額が高くなる
③満足している顧客は、時間の経過とともにかかるコストが低下する
④満足している顧客は、その企業を他の潜在顧客に紹介してくれる
■顧客維持率を高める4つの方法
①顧客満足
②ロイヤリティ・プログラム/特別なサービス、プロモーション
③スイッチングコスト
④失った顧客を取り戻す
Posted by ブクログ
商売 世の中の収益の仕組み
を知ることができる一冊だと思いました
お客様の要望に応える
という気持ち は大切だけれども
収益モデルがないと それは 損を生む顧客になってしまう
あぁ そうだねっと
実例 と たとえ話が多く
理解しやすすくよめる本でもありました。
Posted by ブクログ
少し古い本だけどビジネスの基本を学ぶということで読んでみた。
まぁ、基本だからそのとおりだねという内容で特に目新しい内容はなかったかな。
あらためてキャッシュフローと戦略的な提携の大切さを感じた。コーヒーとサンドイッチは、まぁそうだろうな、という程度。
本著のいいところは要所でどうぶつなどを出してわかりやすい比喩で表現してくれているところかな。