【感想・ネタバレ】カスティリオーネの庭のレビュー

あらすじ

清朝最盛期の乾隆帝に宮廷画家として仕えたイタリア人宣教師ジュゼッペ・カスティリオーネ。現地名「郎世寧」として中国絵画史にも大きな足跡を残した彼は、離宮の狭い一画に十二支をかたどった噴水と西洋式の宮殿を造るよう命じられ、仲間の宣教師と心血を注ぐ……。西洋の目が見た皇帝一族の光と影。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

清の乾隆帝に宮廷画家として仕えた宣教師 郎世寧(カスティリオーネ)が同僚と一緒に西洋庭園を築き上げる物語

物語は、苦心して築いた西洋楼庭園の噴水台座の中から白骨死体が発見されるところから始まる。
皇帝一族と指示されて描いた絵画の謎なども提示され、終盤、一気に謎が明かされていく。

キリスト教弾圧で仲間が処断されていく中、乾隆帝の気まぐれな指示に答えて、噴水を西洋庭園を築いてカスティリオーネたちを丁寧に描いているので、物語がテンポ良く進むというわけではない。

郎世寧は、浅田次郎の「蒼穹の昴」にも出てきていて重要な役割を与えられている。

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2012年08月18日

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