あらすじ
民俗学、文化人類学、心理学などの分野から、間食の歴史や役割を多角的に考察。「間食」を通じて「食事」の本質に迫る。
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Posted by ブクログ
霊長類学・人類学・栄養学など幅広い視点から間食を考察。各地の滋味深い間食はどれも食べたくなる。各執筆者が述べる通り学術的な定義は無いため、考察の方向性はそれぞれだ。しかしながら総括では各項の趣旨がバランスよく整理され間食の輪郭を示している。
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「間食」について、霊長類や狩猟採集民族との比較といった生物学的な視点から、文化・人類学的なもの、そして心理的・社会的な視点まで様々な視点から分析した本
「間食」というものを学問的に定義するのに、どの方もすごく苦労したのだろうな、ということがうかがえます。
しかし、その「曖昧さ」こそが「間食」というものの本領なのだとも思った。
信州のお茶の時間の章で出てきた、地元ならではの「間食」がどれもすごく興味をそそられた。
こういう「特別うまいわけでもないけれど、なぜか食べたくなるもの」(本書では滋味深い味と書かれていた)が妙に気になる。きっと自宅で簡単に再現できない点も魅力の一つなんだろうな。
また、モンゴルの遊牧民やシリアといった日本とは気候や生活スタイルが異なる国の人たちの話も興味深かった。
日本で「間食」といえば概ね15時頃のイメージだが、これは世界共通の意識ではないし、そもそもの3度の飯のタイミングすら国によって全く異なることが面白かった。
考えてみたら当然のことではあるが、普段は自分たちの生活が標準でスタンダードなものだと盲目的になっている部分もあると思う。こうした本のおかげで、「食」を通して他の人や動物のあり方を知り、自分の生活を再認識できるのが楽しい。