あらすじ
郷土料理からB級グルメ、銘菓まで、全国的に有名な食べ物を取り上げ、それらが生まれた背景を明らかにする一冊。
ご当地グルメの誕生には、その土地の風土や歴史、文化、人々の暮らしが関わっています。地域の地理的条件から生まれ古くから食べられているものもあれば、ごく最近に街おこしの一環で生まれた一品もあります。本書では旅好きの地理教師が、全国各地の伝統的な郷土料理、ラーメン・うどん・そば、人気B級グルメ、銘菓や土産物、有名・定番の一品の誕生のいきさつに迫ります。
各地域の名物はいかにして生まれ、どのように根付いて地域を代表する食べ物になっていったのか。旅好きの地理教師が探る、ご当地グルメ誕生の物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
類書はありそうだが
モツ鍋やわんこそばのような
伝統的と思えるものから
富士宮焼きそば横須賀カレーのようなB級グルメ
白い恋人や崎陽軒のシウマイのようなお土産
カツオのたたきや下関のフグのような名産まで
浅く広くわかりやすく書かれていて面白かった
食文化は文化理解の第一歩
各地のそばの名所が信州の大名が国替えになって職人を新しい領地に連れて行ったからできたというのが面白い
Posted by ブクログ
日本各地には多彩なご当地グルメがある。
伝統料理からB級グルメまで、それらがどのように生まれ、
広く知られるようになったかを分かり易く解説する。
・はじめに
第1章 全国各地の伝統の郷土料理
第2章 全国各地の気になるご当地麺
第3章 全国各地の人気B級グルメ
第4章 全国各地で売れ筋の定番グルメ
第5章 全国各地の特産・名産・名物の一品グルメ
参考文献有り。
その地域性、歴史や文化、その土地ならではの食材などが
絡み合って生まれた、56+αのご当地グルメ。
旅好きの地理教師が、調べ、紹介するのは、
ご当地グルメのルーツや食材等の地域の特色、
名物になった理由、全国で知られるようになるまでの戦略、
エピソードなど。それらを分かり易く紹介している。
嬉しいことに、掲載された多くの料理を味わっているので、
関心を持って楽しく読むことができました。
伝統食、家庭料理、戦後の食糧難時代のアイデア、
戦地からの引き揚げ者や他国からの人々の料理、
口コミ、マスコミとメディア、町おこしなど、
食べてはいても知らなかった情報が満載で、面白かったです。
特に、信州各地のそば好きの殿様が国替えのときに、
信州のそば職人を新しい領地に連れていった話に
興味惹かれました。
Posted by ブクログ
タイトルそのまま、ご当地グルメの紹介とその起源の紹介
日本各地の有名な食べ物がわかり、またその起こりを簡単に解説していて、ありそうなでなかった良書
ご当地に行くと都合の良かったり適当な説明をされることが多いと感じるが、諸説ある中で信憑性の高さそうな情報をまとめていて、さすがは元地理教師
Posted by ブクログ
ご当地グルメは地域の宝!
郷土料理やお土産、地元の食材など様々なご当地グルメを扱っている本。明治大正昭和平成令和と多くのご当地グルメが地域振興の役割を担っていることがわかる。
Posted by ブクログ
旅に出たら、必ずご当地グルメは食べる派としては、とても興味深く堪能できました。
歴史のある料理から、町おこしのための新しいB級グルメまで網羅してますね。
私としては、やはり昔からの郷土料理に惹かれます。
古いB級グルメおやつ的なものも。
日本地図をお箸でつまんでいる装丁もGood!
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 全国各地の伝統の郷土料理
第2章 全国各地の気になるご当地麺
第3章 全国各地の人気B級グルメ
第4章 全国各地の売れ筋の定番グルメ
第5章 全国各地の特産・名産・名物の一品グルメ
<内容>
教科書的な内容。著者は元学校の地理教師なのでさもありなん。帯にあるようにラインナップも「教養」的。なので、全国各地のグルメ・特産・名産・名物を知りたい人には最適。最近旅の目的に、グルメ的な要素の加わったわたしは、調べると言うよりも「確認」の要素で本を選んだ感じ。すべてが自分の口にあるわけではないし、好き嫌いもあるので、これを全部食べる訳ではないが、知っているものも多く、すんなりと読めました。