あらすじ
新聖祭の砂糖菓子を作る、名誉ある仕事を引き受けた、銀砂糖師の少女アン。個性的な職人たちと、力を合わせて頑張ろう! と思ったけれど、巨大な砂糖菓子を作るには広い場所が必要。国教会に頼ってお城を格安で借りたものの、そこはなんと幽霊城! 幽霊騒ぎに頭を痛める中、工房長の娘・ブリジットが、謎めいた美男子妖精を連れて帰ってきて!? 新聖祭まであとわずか。波乱含みの砂糖菓子作りが始まる! 待望の第五弾!!
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Posted by ブクログ
今度は「紫の約束」。紫=ノア。ご主人様が帰るまで何も食べずに待ってるノア。ハチ公を思い出しちゃいました。
ヒューとの対決。アンが駒を作るのだと思っていたら、紋章の方を作ってて、正直ヒューが作った駒の方をイラストで見たかったかなぁ。勝負はアンが勝ったけど、確かにヒューの方がまだまだ上ですね。
平和に終わると思っていたら、ブリジットが連れてきた妖精グラディスが本性を現しました。黒曜石がシャルで、黄玉石がグラディス。なんかシャルの方もただの妖精ではない感じがして、今度はそっち方面になるのかなぁ。最後の悲鳴が気になります。
Posted by ブクログ
今巻で新聖祭が終わるのかと思ってたら、続くんですね。ノアのお話は良かったです!作りたいものを作ることができない立場にいるヒューの一面が分かった話でした・・・銀砂糖師という職(?)が今後どうなるのか物語の軸に関わってくるのでしょうか。グラディスの動向も気になります!
Posted by ブクログ
三川みりによる「シュガーアップル・フェアリーテイル」の第5巻。2023年にTVアニメが放送されました。銀砂糖師になったアンが、新聖祭の砂糖菓子を作るために訪れた国教会から格安で借りた幽霊城でのお話。アンとシャルの関係はシャルがアンへの気持ちを曲がりなりにも自覚したので今までとは違う反応に。シャル誕生の謎も思わぬ妖精の登場で少しだけ明かに。ヒューとの勝負も含め、ハーバート様とノアの絆のエピソードは良かった。佐藤林檎の不作、長雨と異常気象なのかな。さて、新聖祭まえあとわずか。砂糖菓子は間に合うのか。
Posted by ブクログ
幽霊城にすんでたのは幽霊じゃなくて
妖精だった。
アンとシャル以外に人間と妖精の交流が
あったなんていいな。
新たな敵も現れて
どこまで進むのか、このストーリー。
Posted by ブクログ
好きなシリーズです。可愛らしくっていいですよね。頑張る女の子は好きです。
超長生きの美形妖精と少女の冒険・恋愛・成長物語。コツコツといい味出してていいです。少しずつ妖精シャルとアンの恋愛も進んできてほほえましくていいです。あきさんのイラストも好き。
・・・ただ一つ。どうしても私的にしっくりこない点は「超長生き」のシャル・・。そりゃ妖精と人間の尺度は違うとしても、「すっごい年下」のアンと対等恋愛は・・・う~ん・・。シャルの描写が若すぎる・・。本当に少しの違和感なんですけどね。でも、次の巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
紋章を砂糖菓子で作ると言う行為で、伯爵の立場の不自由さと、アンの覚悟を表現したかったんだと思うけど
当の妖精がそれを見て感動するのはよしとして、尊敬している君主の象徴たる物を、食べれるかと言われると、絶対食べれないと思うけどなぁ
Posted by ブクログ
グラディスの正体は思った通りだった
オパールの妖精なら展開的にも有りうるかな、程度の予想だったけど
さて、彼はどうアンとシャルを攻略してくるのかな
アンとシャルと言えば、シャルの方に心境の変化があって、たまに大人な雰囲気が出始めたけど・・・なんだろう、伯妖に比べれば可愛いもんだし、かと言って図書戦みたいなニヤニヤ感もなくて、何だか物足りないのは、アンがまた16でシャルが妖精だからなの!?
今回の砂糖菓子は、アンよりヒューの方が気になる!
正直、アンがフィッフの駒の砂糖菓子を作ると思ったけど、まさか紋章を作るとはね
思い出より、主人の生きていた証の方が強かったか
ノアは新しい仲間になるのかな?
前回も思ったけど、なんでミスリルにも部屋が与えられるのかね
サイズ関係なく平等なだけかもだけど、ノアのサイズならまだしも、彼のサイズで一部屋って大きすぎないのかな? 不思議だ
徐々に構成が上手くなって、次に引っ張ることを覚えた作者さんにのせられて、またしても次に手を出すことに
伯妖ほど複雑じゃないし、一時間ちょっとで読めるから、一気読みしてる私には好都合だけど、このまんまと乗せられてる感はなんだろう
Posted by ブクログ
本文P203から引用
「わたし、これを作る」
「これは禁忌の紋章だ」
「ミルズランド王家が、この世から存在を消そうとした紋章だ。それを甦らせるのか?」
「チェンバー家の人は、誰も残ってない。この紋章が人の目に触れたからって、なにかが起こるわけじゃない。それなのに、なんでこの城から紋章をはぎ取ってしまったの?王家の人が不愉快だから?それだけ?でもわたしは、これを王家の人たちに見せるために作ろうと思うんじゃない。これを必要としている人のために作るの。作りたいものを、見つめたいものを、禁じるなんておかしい」
「そんな勝手な言い分、納得できない。誰かの都合のために作れない砂糖菓子があるなら、銀砂糖師の称号も意味がない。求められる最上のものを作るのが、職人だもの。誰かが求めている可能性があるなら、作る。だからわたしは、作る」
「怖いもの知らずだな。ミルズランド王家を向こうに回して」
「わたしは、ミルズランド王家と喧嘩をしたいわけじゃない。ただこれを欲しいと思うだろう、ノアのために作りたいだけ。そう言っても通用しないかもしれないけれど、でも、だからって作らないわけにはいかない」
「作れ」
「おまえが作りたいものを作れ。それでなにが起こっても守ってやる」