【感想・ネタバレ】成層圏の墓標のレビュー

あらすじ

日本を代表するSF作家のひとりであり、歴史小説でも人気作を手掛ける著者、2年ぶりの短編集。雨が夜にしか降らなくなった都市を描いた表題作ほか、書下ろし「天窓」「南洋の河太郎」2編など、上田早夕里の真骨頂を味わえる全10編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短編、中編集。
どれもこれもしんみりと、泣きたくなるような、それでいてSF度が濃い目でまさに射抜かれたという感想です。
現実的な部分を踏襲しつつ、超非現実的な近未来(?!)でしかも、歴史をキチンと捉えつつ、読者の知識や記憶や想像力を熱く厚く、刺激を与えるこの一冊、私の記憶と記録に残る本となりました。
「龍たちの裔、星を呑む」の中の一節、「龍の悠久の命と比べれば、人類の命は、日の出と共に葉の上から消えてゆく朝露に似たものだった。」という表現に納得。私達人類は朝露と同じ。
SFファンタジーというか、超歴史もので人間よりも人間臭いひとつひとつ。短編集扱いしているのがもったいない!!

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中短編10作
どこを切り取っても作者らしい解釈で、その世界観は唯一無二だろう
単に悲観的なだけではなく、そこにある人情模様というか、ベタベタするわけじゃないけど突き放さない、絶望の中に光を探す、そういうところが好き

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2025年06月12日

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