【感想・ネタバレ】となりの宮廷料理人 3のレビュー

あらすじ

かつて宮廷料理と呼ばれた「山東料理」を受け継ぐゴンさんと出会った律。ケータリング、出張シェフ、シェアキッチン、屋台出店……さまざまなフードビジネスの形態に触れたふたりと、律を兄貴と慕うキラトの3人の次なる目的地は?

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Posted by ブクログ

巨匠・竹宮惠子先生 大注目(紙書籍帯)のお言葉に胸が熱くなります!

3巻ではキラトくんが正式に加わり、新生『山東ダイナー』が始動。

律くんが先頭に立って困難を突破していく姿は、何かを始めようとする人、壁にぶつかっている人にとっての大きな指針になります。

物語を通して、山東料理のルーツや偉人の金言などを学べる知的な楽しさはもちろん、正しい道を行くことで新たな人脈が広がっていく展開には、未来への希望を感じずにはいられません。

何より、作中の料理描写がたまらなく美味しそう!宮廷料理なのに、庶民にも作れる。一口で虜になるような味わい深さ。巻末レシピを実際に作ってみると、その「身体への優しさ」と「満足感」に驚きます。今では家族から催促される、我が家の定番ご飯になりました。

3巻ではゴンさんの記憶に衝撃を受け、3人の結束力に胸が熱くなり、時には爆笑させられ…感情が大きく揺さぶられます。

特に、キラトくんの胸にある「ほのかに甘い幼い日の思い出」と、「理不尽な偏見」。その二つの間で揺れるくすぶる感情を、これほどまでに細やかに描けるのは、まさに杉本亜未先生ならではの筆致です。

今、もし生きることに挫けそうで、前を向けなくなっている人がいたら、どうかこの作品を手に取ってほしいです。行き詰まって立ち上がれないときこそ、この3人のように「まずは生きる。そして食べる」。そこからゆっくりと、できることから始めてはいかがでしょうか。

まずはレシピを再現して、心と体を温めることから始めてみるのを強くおすすめします。山東ダイナーのこれからと、ゴンさんの謎が明かされる日が今から待ち遠しいです!

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2026年04月23日

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