【感想・ネタバレ】いのちの十字路のレビュー

あらすじ

医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事
の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄
り添おうと奮闘する野呂は、実は、ヤングケアラーという辛い過去を封印していた。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

訪問診療での医師が高齢者介護だけでなく、ヤングケアラー領域にも関わる。祖父母を介護する孫のイメージしか無かったが、確かに40代の親が介護を受ける場合、子どもは学童期でヤングというよりチャイルドなのにケアラーのパターンがある事を知った。介護保険は介護対象者のためのものだとは思うが、制度から抜け落ちるレアケースを想定されていない。その狭間を救ってくれる人はなかなか見つからないし、見つけることも難しい。難しい問題。
でもこの中では子どもが救いを受けられ、それだけでもホッとする。

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2025年08月04日

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