あらすじ
異界族の存在を受け入れた19世紀のロンドン。この地で突然人狼や吸血鬼が牙を失って死すべき人間となり、幽霊たちが消滅する現象がおきた。原因は科学兵器か疫病か、あるいは反異界族の陰謀か。疑われたアレクシア・マコン伯爵夫人は謎を解くため、海軍帰還兵で賑わう霧の都から、未開の地スコットランドへと飛ぶ??ヴィクトリア朝の格式とスチームパンクのガジェットに囲まれて、個性豊かな面々が織りなす懐古冒険譚。〈英国パラソル奇譚〉第2弾
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Posted by ブクログ
前作を読み終わってすぐに次が読みたいと思い
思わず購入してしまった本。
新しい発明品が出てきてスチームパンクっぽさが
出てきたかしら?
一番の読みどころはマコンとアレクシアのやり取り。
ロマンスとして、はらはらさせられた最後の落ちは
続けて3巻目を夜通し読み続けたくなるほど。
Posted by ブクログ
シリーズ第2巻。相変わらず面白かった。けれど、ちょっと物足りなく感じたのは、マコン卿の活躍があんまりなかったからかな。
新しい登場人物もキャラ立ちしていて、続きが楽しみ。
アイヴィがまさかであんなことになるとは思わず、アレクシア自身も今後どうするのってところで続刊になっているので、次も早く読まなくちゃー。
あ、でも。人狼にはなりたくないと思った第2巻でした。
Posted by ブクログ
英国パラソル奇譚の第二弾、舞台はスコットランドです。
エジプトのミイラが出てきて、それに絡んで、当時のヨーロッパ人のエジプトや古代遺物に対する認識が見えるところが面白かったです。
略奪が当たり前であったことや、ミイラの包帯を外す「解包パーティー」なるイベントのことなど。
主役二人の新婚ほやほやラブラブっぷりは予想していたものの、そこにアイヴィの恋まで持ち上がって、話の半分くらいがラブラブ要素でできています。隙あらば、という感じには辟易するくらいで……(笑)
女性の登場も多く、恋の駆け引き(?)などもありつつ、なんだかんだで女性の強さが光ります。
男装の発明家、マダム・ルフォーの謎めいたキャラクターも魅力的。
ロンドンのライオール教授やアケルダマ卿があまり出て来なくて、両氏が好きなわたしとしては、やや物足りない感じでした。
しかし、アレクシアを狙う第三の存在や、ラストでの衝撃の事実と、続きが気になります……!