【感想・ネタバレ】生活のレビュー

あらすじ

渋谷の隣、代官山の古い一軒家で父と暮らす椿は二十歳になったばかり。バイト代はほぼ服に費やし、友達に囲まれ、彼女ができたり振られたりの一見刺激的な日々。だがそれはいつまで続くのか。果たして「生活」と言えるのか――文芸の最先端を突き進む作家による、偶然と必然に彩られたジェットコースター・ストーリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

特に印象に残ったのは、衿さんの留学が決まりお別れする場面。なんかしみじみとさせられいつも以上にゆっくり噛みしめ、もう1度さらにゆっくりと読み、その画を思い浮かべ、すぐ横でその場面を見ていたかのような感覚がするぐらいにまで入り込んでいた。
そこからまさか刺されるだなんて…落命しないでくれと心の中で声に出したりとすっかりここでの生活の住人になった気分だったが、まさかそこからCIを初め、失踪し、総合格闘技にまで話は及び『!』と『?』を何度も味わいながら迎える終盤のグルーヴ感とそのピーク感には、これは幸福の最高値を塗り替えたのでは?と思ったほどでした。大満足!

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2025年07月10日

Posted by ブクログ

最初は「横道世之介」っぽいなと思ったけど、後半は不穏だった。一文が長い独特の文体で嫌いではないけど、読みにくさはあって長く感じた。本が好きな人が読む本だと思う

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

堅苦しくはないがクセのある文体は、読めるけれど難しい。
日常が綴られていくような第1部は、少しずつゆっくり読みたい気分にさせる。
登場人物たちの「生活」の行方が気になり面白く読み進めた。

第2部はがらっと変わり、一気に読んでしまう。喪失からの再生なのか破壊と創造なのか、なかなか苦しく、読み手の現実が浸食されるような感覚があった。
コンディションが悪いときには読みたくない本かもしれない。

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2025年08月14日

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