あらすじ
開花の準備に一年もかけるサクラ。
育てる人にやさしい声をかけられた園芸植物。
触られて葉を閉じるオジギソウ。
暗い中でも上へ上へと伸びるモヤシ。
金鉱脈を「探し当てた」ユーカリ。
あの植物たちの思いとは!?
ベストセラー『植物はすごい』著者による、
植物の驚きの生き方を学ぶ最新刊。
~「はじめに」より~
私の専門は「植物生理学」というもので、「植物の生き方」を対象とする分野です。そして、私は、「植物たちは生き方の極意を知っており、たくましく命を守って生きているということを、多くの人に知ってほしい」と思っています。そのため、植物に心や心意気、気持ちを感じる事例を紹介する機会をいただくことは嬉しいことです。もし、それが読者のより良い人生や生き方につながるのなら、望外の喜びになります。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
植物がまるで心をもって振る舞うようなこともあり、その現象についてわかりやすく解説している本。
植物の関連知識を思い出すのには良い内容だとおもう。
著者の植物愛が伝わってきてよかった。
Posted by ブクログ
「心」を切り口にして、植物たちの生き方を支える巧みな性質や仕組みについて、具体的な事象をもに迫る。
「時の流れ」を知るタネの思い。やさしい声をかけて育てられた植物の思い。などなど、植物の逞しく生きる姿が素晴らしい。
本書を読んで、植物に「心」があるかどうかは別として、生きるための強い「意志」みたいなものは確実に存在すると思った。
それはそうかもしれない。植物は地球の陸上にくらし初めて約4億7千万年を生き抜いた。この過程で身につけた性質や仕組みを使って環境に適応し、自分たちの世界を作ってきた。人類は生まれてたかだか20万年程度。人類にとって植物は生き物の大先輩だ。
私たちは「植物たちと共存し・共生している」と表現することがある。たしかに、植物たちと共存・共生しなければ生きていけない。私たちは、植物たちの大きな心に包み込まれ、守られて生きている。その恩恵を思うと、植物たちの大きく優しい心を、いつでも、どこでも、感じざるを得ない。
第4章「まるで心があるかのような反応」に葉っぱについての記述がある。
葉っぱが生涯にできる光合成の量は、決まっているような現象があるという。つまり、はたらきすぎると寿命が短くなるだけでなく、老化を早める。いやこれって、人間に当てはめると…
とても楽しく読書の時間が過ごせました。田中先生ありがとうございました。
Posted by ブクログ
評価が高いのは、納得。
タイトル「植物たちに心はあるのか」に対する中身ではないものの。(はじめに、筆者も丁寧に説明してくれている)
植物の生態を、私たちが思うであろう疑問から取り上げる形で、スッと専門知識に誘ってくれるため、とても分かりやすくて、良かった。
目的とは違った読書になったけれど、満足したし、中学生くらいからでも十分に読めるのではないかな。
個人的には、春や秋に花が咲くのはなぜか?という話の中で、寿命の長さに対する環境の受け取り方は違って当然だと、当たり前のことをふと再認識した。
何度も巡る季節に、人間は対応し、耐えているわけだけど、春しか生きないような短い生の、環境の見方がある。(うまく言えない)
時間の長短の視座をどこにおくか。
なかなか、自分の実感から離れにくいものだけど、そんな中で植物の生き方を知るのも面白いと感じた。
Posted by ブクログ
人間は植物がいないと生きてはいけない
植物は人間がいなくても痛くも痒くもない
人間と植物の共生という言葉はおこがましいのではないか という考察になるほどと思った