あらすじ
『人間不平等起源論』『社会契約論』で知られ、フランス革命を導いた思想家ルソーが小説の形式で書いた教育論。エミールという架空の人物を設定し、みずからの思想を盛り込んで、一人の人間を「自然」という偉大な教師のもとで、自律した自由な人間に育てる方法を論じた。現代にも通じる普遍的価値をもつ子育て物語。全3巻。
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Posted by ブクログ
古典が好きなので、近年の研究をもとに書かれた実用的な本よりはルソーが考えていた教育論の方に惹かれる。ルソーの本とか哲学っぽい本を読みたいというよりは、個人的に結婚を考える時期というのが読み始めた動機に大きく寄与している。
読み手に「こういう考え方が正しい」という主張をしたい場合は、研究データを持ってきてロジカルに説明するのが今や当たり前になっているのだが、本書は単にルソーの個人的な思想をぶちまけている感じがあって「いや、何を根拠に言ってんねん」みたいな感情をまさかルソーに抱くとは思わなかった。
しかも結構現代のコンプライアンスに引っかかりそうなフレーズが飛び交う。しかし、これくらい自分の感覚に任せた主張は清々しいし、自分も似たような感覚や主張もあるので「ふむふむ」と思うことももちろん多かった。
それにしても「教育」とか「育児」って本当に正解がない(結論が出ていない)分野なんだなと改めて実感した。
個人的には『ロビンソン・クルーソー』を素晴らしい書物として紹介していてちょっと気分が上がった。
Posted by ブクログ
正直おもしろいとは思いにくかった…!
小説だと思ってたからかもしれない、あくまでエミールという少年を仮定した哲学本だった笑
ところどころに光る金言と当時の価値観が垣間見える例え話は興味深かったけど、教育に関心がないと結構きついかも。
あと結構「そうか〜?」って思う教育方法が書いてあったり。
2巻と3巻もう買ってしまったけど、一旦別の本で休憩しよう、、w
Posted by ブクログ
学生の頃、教育学の講義で読んだ一冊。
3人と先生で、1章ずつ読んでは、その意味について語り合い、解釈の違いを話しながら真理を探していくという、密度の高い授業だった。
さらっと読めてしまう内容でありながら、意図する哲学は難解で、だからこそ教科書としてはとても優れてると感じた。
本に引かれた、たくさんの線や汚いメモまでがとても愛おしい。