【感想・ネタバレ】日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合うのレビュー

あらすじ

日本人の「家族の絆」の実態を調査し続ける岩村暢子氏。耕さず農薬も肥料も使わない農業で強い米を作った岩澤信夫氏。植林活動で海を変え、震災も淡々と受け止める牡蠣(かき)養殖家畠山重篤氏。日本になかった合理的な間伐を普及する鋸谷(おがや)茂氏。ごくふつうの日常を研究する人、リアルな「モノ」に携わる人と解剖学者が、本当に大事な問題を論じ合う。「日常から消えた『現実』」「不耕起栽培で肥料危機に勝つ」「ダムは造ったふりでいい」「人工林を救う管理法」……地に足をつけて考える一冊。(目次より)◎震災後、家族の絆は回復したか ◎「ミーフェチ世代」の登場 ◎冬期湛水で無農薬・無肥料を実現 ◎現代の田んぼでは耕すことに意味はない ◎海は生きていた ◎気仙沼ユートピア計画 ◎日本の森林は外材輸入で守られている ◎林業は採算が合う

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Posted by ブクログ

ネタバレ

食事、農業、漁業、林業に携わる、4名の方々との対談。
でも話は食料・農業分野だけではなく、個と集団の在り方、教育の在り方、生物とは、また全体を通して、社会の移り変わりについて語られている。

自分と世代が違ったり、成形手段の違う人たちから聴くべき話って、本当にたくさんあるな、と思う。知らなくても生きていけるような時代になったけれど、だからこそ、ちゃんと地に足をつけて生きるためにも、私たちの生命の土台となっている一次産業と呼ばれる職に就く人々から、もっと学ぶ機会を自ら持ち続けたいと思った。

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2020年04月19日

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