あらすじ
陸(りく)への想(おも)いが消えないまま、海(かい)とつきあい続けてきた蒼(あお)。だけどある日、陸とふたりっきりになり、キスをしてしまう…。ますます心が揺れる蒼に、海も気づき、不安を隠せないでいた。そんな中、蒼は陸と清乃(きよの)が別れたと聞いて…!?4人の想いが絡み合う、恋の行方は!?切なさMAX!ラブストーリー堂々完結!!
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Posted by ブクログ
ついに完結!でも今回が一番涙出なかった気がするぞ…。
それぞれの気持ちが分かってるからね、読者には。(だから余計に切ないんだけれども。)
海くんは、蒼をとられるのはもちろん嫌だけど、陸が笑ってくれないのも嫌なんだねぇ…。
(清乃のことで陸を出し抜いた時でさえ笑ってくれてたらしいので。)
でもだからこそ、海くんはもうずーっと、陸の蒼への気持ちに気づいてたんじゃないんだろうか?
清乃にとってこの一連の恋の行方は、蒼というかけがえのない存在に出会うためにとても大切な時間だったと結論付けたみたい。
“どこからまちがったんだろう?”
陸にとってそれは…蒼が陸を連れて清乃の家に行った日、あの日蒼を離したことが間違いだったと。
蒼にとってそれは、「仮の彼氏でいい」と言ってくれた海くんの優しさに甘え続けたことだと。
じゃあ陸とはどこで“まちがった”のか?
入学式の日、右に曲がって陸に出会って嘘の彼女になったこの道を、もしも左に曲がっていたなら?
でも清乃は、たとえ右に曲がってたとしても、陸と蒼は必ず恋人同士になったはずだ~と励ましてくれる。
あの日のように…今度は本物の彼女になってもらうために告白した陸に、蒼の答えは──
それぞれ別の大学の学生になった4人。久々の再会。
一人暮らしを始めた蒼。そのアパートには合鍵を持つ陸の姿が。
まちがいでも、寄り道でも迷子でも、陸に付き合うと決めた蒼の未来でした*