【感想・ネタバレ】風光る 33のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

幕末新撰組恋愛漫画の33巻目。

本巻は、ついに伊東派残留組の悲劇が訪れます。
その後の屯所移転の渡辺説にも納得しました。
その他、藤堂の立場についても、沖田の労咳の進み方もうまく描かれています。
本巻でも、ところどころに山南の死が分岐点と思えるシーンが登場し、返す返す残念です。
次の悲劇まで、また数巻かかるような感じですが、期待したいですね。

0
2014年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだと思っていたが、読んでいなかった^^;

沖田さんの症状が、顕著になってきた…‼
><

そして、もう33巻か…‼
97年から読み始めて…16年位…⁈
高1だったなあと…^^;
すごいことです。
新選組物としても、
少女漫画としても…
長いよねと。

0
2013年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

男装した女性が新撰組で活躍するという内容ですが、史実とフィクションがうまく絡んでいます。この沖田総司はカッコイイのですが天然でヤボテンでかわいいのです。だんだん切ない内容になってきました。展開が気になりますがまだ終わってほしくないし、史実を知っているのでそれをどう描くのか楽しみでもあります。

0
2013年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新選組の歴史を学ぶ上で、どうも納得の行かない
所謂黒歴史的な部分がいくつかある。
山南さんの切腹もそうだし、今回語られる茨木さんたちの
切腹の話もそうである。

自分が知っている史実は、
10人が直参になって不本意なことをさせられるのでは、と脱走。
伊東さんに掛け合うが断られ(打診しなかったとの説もあり)
会津藩京都藩邸に上書を提出。
対応し帰隊を説得するが聞き入れられなかった為、近藤を呼ぶ。
話し合いは平行線。深夜に一度中断し、 茨木らは、高台寺屯所に泊まったとする説もある。
翌日も話し合いが続けられるも佐野が中座。
3名を呼び寄せ密談。しかしいつまでも帰ってこない為
会津藩の人間が見に行くと、切腹していた。
残り6人は追放処分。
というもの。

新選組が斬ったとする説もあれば、主義に殉じる為に切腹した
と見る人もいる。
佐野が恨みのあった大石に斬りかかった為斬い合いとなった
などいうとんでも(だと自分は思う)説もあるほどで、はっきりしない。
守護職邸を血で穢すこともあまり考えづらいことで、なら会津の指示だという歴史家もいるが
自分としては同意できない説であった。

なんとも暗澹たる気分になるだけのこの事件を
男、中村五郎が変えてくれたと思う。
殉職した恰好良い武士たちの姿を見せてもらえた。
このような話に昇華した渡辺先生は、本当にすごいと思う。

実は茨木さんはもう少し黒い人で、一波乱あるのかとも思ったのだが
純粋に伊東さんに心粋していて、中村さんとも男同士理解し合える関係で
ほっとするというか嬉しく思った。

前巻でなんだかんだ言って原田組長が好きという描写があった上だったので
自分を連れ戻しにわざわざ組長も来てくれた、と喜ぶ中村さんに心動かされた。
「武士に二言無し」という中村さんに
「それは闘う武士の心構えで、犬死する為の理由にするな」
と一喝する原田さんが、ちゃらんぽらんなようで男で恰好良いし、
それに「承知」と答える中村さんの表情もまた良い。

佐野さんが口を滑らせそうになって懸命に誤魔化す茨木さんだが
明らかに気がついている土方さんと沖田さんの目が
今後の史実の展開を思うと余計に怖く感じる。

伊東さんに見捨てられ、近藤さんと会津藩士を前に追い詰められ
泣く泣く逝ったと思うよりも
端から覚悟の上、逃げで犬死するのではなく、
闘いきって笑顔で逝けたのならどんなに良いか。
これが史実であればいいのにと願う。

そして、どこか純粋さもある風光るの伊東さんというキャラであれば
あまりのショックに近藤さんを恨んだというのも筋が通る気がする。

山南さんが切腹した時、屯所の引越しを急いだ土方さん。
漫画の中には描かれていないが、故郷への手紙に追伸のようにほんのついでにしか
そのことを書かなかった沖田さん。
それを、冷たいという歴史家もいる。その程度にしか山南さんを思っていなかったのだ、
邪魔に思っていてせいせいしただけで、悲しんでいなかったのだと。
だが、この風光るのような受取り方もあると思うし
触れられないほど辛かったという方が、自分には納得がいく。

ただ、それが同時代に生きていたとはいえ
外側の人間に伝わるかと言えば然にあらず。
藤堂さんの気持ちが揺れ動くのも無理はない。
斎藤さんの言葉で少し楽にはなっただろうが…。
藤堂さんが近藤さんたちを恨むような展開にならないで欲しいと祈るばかりだが
それも難しいだろうか。

言うとすれば「人は地位や身分で変わるものだろう」だが敢えて聞きたいか?
変われなくてどうする
地位や身分に伴うものは責任だ
いつまでもクヨクヨとしていられた”一介の道場主”と
”直参。新選組の局長”が変わらなくてどうするんだ?
という斎藤さんの言葉は、本当にそのとおりだと思うのだが。
外部からは悪い意味での「人は変わる」としか言われないことが多いだろう。

一介の道場主が将軍に拝謁できる身分になる。
これがどれほどすごいことなのか
現代の私たちには、本当の意味で理解することは出来ないのだろうと思う。
どれほどの感動であったろうか。

遂にここへきての沖田さんの発病。
一番初めに知る羽目になるセイ。
伊東さんに使われているとは知らない藤堂さん。
悲しい未来しか見えない中でも、今回の中村さんの一件のように
素晴らしい描写でこの先も魅せていただけることを期待。

0
2013年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに話が大きく動き始めましたね。これ以上、話を引き伸ばされたくないとは思っていたのに、中村五郎の笑顔の後のあの悲劇はやはりつらい。これから何人の隊士との別れを風光るの中で見送っていくのだろう。沖田さんが発病した今、「少女マンガだから、どうにかして2人が添い遂げることは出来ないだろうか」と甘いことを考えてしまうくらい、このマンガが好きなことを再確認した。新選組もののマンガは打ち切りが多いが、風光るだけは、作者の思う着地点まで到達して終わって欲しい。終わって欲しくないんだけどね。

0
2015年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ、こんな段階まで来てしまった…。
もうすでに遅い(咳してるから)んだけど、「せいちゃん、早く!早く気付いて!」と心の中で叫びつつ…。

平助から「話がしたい」とあったけれど、総司、その裏には気付いてるかな。
自分の病状を隠すことに気を取られてないかな。
…とか考えたって、って話だけど。

きを早く読みたい。けれど読みたくない。そんな気持ち。
結末なんて、とっくに知ってるのにさ。
それでも、渡辺さんがどんな「終わり」を見せてくれるのか、やっぱり見届けたい。

0
2012年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とうとう五郎らが悲しい結末に。茨木さんも五郎も一途でまっすぐすぎた。武士として逝った五郎に対する沖田さんの言葉がそのまま自分の未来へ重なるのか。重なるんだろうな(と、期待)
武士は恋を差し挟まず、仕事の為に死ぬのだ。でもあなたを好きな気持ちを疑うなと。
ラストの総司の身体的変化もようやく、と感じた。
今巻では影で動いていた斎藤さんが活躍をしてくれるのを次巻以降期待です。平助を守ってほしい...

0
2013年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中村五郎編ラスト。
そして沖田にもついに恐れていた異変が……。

男所帯の中のヒロインという私の大好物が抵抗感なく描かれていること。
丁寧に時代や背景が描写されているところがこの漫画とっても好きです。

この後に続くのは儚くも切ない有名エピソードばかりなので、できれば救いの多いラストに落ち着いてほしいと願うばかりです。

0
2013年01月05日

「少女マンガ」ランキング