あらすじ
【電子版限定!おまけ3pあり】ミオとの共闘を終え、ジュンとの対決のため大阪に向かったチハヤ。ジュンは"あの頃"のチハヤに対して後悔があるようで…。一方ミオも、メリッサとの対決のために東京に向かう。勝負の一方、高校時代チームメイトだったりんどうとも再会し…?既刊続々重版出来!SNS、各種メディアでも大注目!今を生きる全ての人に贈る再生の物語。
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Posted by ブクログ
「今はただ 友達に勝ちたい!」(p65)
「勝ちたい!」(p73)
闘志メラメラの5巻はいよいよ本気のジュンと本気のチハヤがぶつかる。またその回のタイトルが《第35話:私の友達》と、これまた胸熱。
これまでジュンといえばギャル風の容姿であっけらかんとしてて持ち物に変な名前をつける癖がある子、くらいの認識だったが彼女にも未だ踏み越えられていないスタートラインがあったのだ。大人になった今ならなんとでもなる出来事でも10代の時にはうまく対処できなくてそれがトラウマになっちゃって…人間関係は特にね。その止まった時間を動かす『リスタート』のきっかけを与えてくれたのがチハヤだった。
《番外編③》は不覚にもウルッと来てしまった。おっちゃんこういうのに弱いのん。恒例のカバー下の絵にも感動。
衝突を避けて‘上手いこと何とかする’のは大人の振る舞いだけど、自分の心に正直になるのもそれはあって然るべき。良いなあ。
ちなみに、カバー下・裏表紙おまけ4コマによるとジュンのスパイクの名前は「左衛門ちょみ太郎と右衛門ゴリ之進」とのこと。言葉が出ないぜ。
ここまでが5巻の前半。後半はミオとりんどうのパート。こっちも熱い。
こちらも《第39話:言えなかったよ》というタイトルに繋がるミオの告白「インターハイ 無くなって良かったって」「そしたら私 もうなにも」(p183)という、一番というポストに到達した事がある者にしかわからない重圧・恐怖をようやくリレーメンバーへ初めて打ち明ける事が出来たミオの涙と鼻水でぐしゃぐしゃの回。ミオって綺麗なお天気お姉さんキャラだったけど酔っ払って吐くし鼻水垂れ流すし、当初からずいぶんと雰囲気が変わったキャラクター。
ようやくメリッサとのレースに‘負けた‘ことで背中の荷が少しだけ軽くなったのかもしれない。
さておき、りんどうはリレーやってくれるのだろうか。
まつりちゃんもポーっと掴みどころが無さすぎてアレだけど、実は意外とバランスの取れた人付き合いが出来る子なのかもしれない。彼女の「とりあえずメシ」(p190)というセリフで〆。
女の子達が可愛いだけじゃない、なんかとにかく動かなきゃなという気持ちにさせられる物語。
1刷
2026.8.15