あらすじ
期間は半年、仮初の恋人になれば報酬三千万――。
オメガ性の大倉玲は、ある日の夜勤終わりに不注意から車に轢かれかけてしまう。
目の前の高級車から現れたのは、話題の小説家・アルファ性の月城一成だった。
週刊誌の炎上対策で恋人役になれば高額な報酬を、もし断るのなら車の修理費用を支払えと迫られた玲は一成のマンションでともに暮らすことに。
番もおらず、入院中の祖母の世話や抱える借金をおもえば魅力的な契約だが……?
小説投稿サイトにて発表の本編に加え、書き下ろしもたっぷり収録。
感情タグBEST3
読んでほしい
作者様買い。webでも読んでおりますが、やっぱりいいです。偽装恋人から始まりますが話が進むにつれて明かされていくあれこれに目が離せません。ぜひ読んでほしい。書き下ろしでの溺愛ぶりもよかった♡
ずっとずっと玲君の辛いお話がずーっと続く中、一成さんとの生活の模様がほんと息抜きというか。結構読むのが辛かった。ずっと絡んでくる由良さん。ファン。私的にはずっと惚れてたんだろうなと信じたい。あとがきがもうこれでもかというご褒美でした。二人、涼くんとの絡みが非常に面白い。兄二人が付き合ったのを1番喜んだのは彼かな。
復讐が結んだ運命
不幸な青年の復讐譚。
序盤では有名人でリッチなαである一成の暴君ぶりが目立ち、玲はヤクザに借金があるため働き詰めの生活を送る不幸なΩ青年にしか見えません。
終盤でそれが実は...と明かされると、か弱く見えていた玲の執念と荒々しさに驚かされます。玲が一成への復讐を決意した理由は八つ当たり気味ですが、幼かった彼が酷すぎる現実と向き合い生きていくために必死で考えたことだったのだろうと思います。そしてそれが無ければ一成と玲は出会うことさえなかったわけで。
玲の過去がかなり重く本編はどろどろした印象で好き嫌いが別れそうですが、書き下ろしは一転して玲への過保護ぶりが過熱した一成と気を許した分『王様化』した玲の甘々生活ぶりが描かれます。読者目線では微笑ましい限りですが、これをいちいち報告される涼くんがお気の毒ですねww
Posted by ブクログ
なるほど、こう来るのか!
でした。
オメガ性の玲がアルファ性の小説家の一成からの炎上対策の為の恋人役を演じる事になって、お金の必要な玲は何とか一成に嫌われないようにと怯えながら共に過ごし…とはじめは一成の玲への態度や言動が全く冷めていて玲の方が見放されないように必死になっていたから玲が一成を好きになり一成は中々玲を見ずなのかと思ったけれど実は玲には過去の出来事により一成に復讐をしようとしていたという事実に驚きでした。
その出来事があまりにも重く辛くて悲しくて玲一人で悩み苦しんでいたのがとにかく切なかったです。
玲と共に暮らすうちに玲を恋するようになっていく一成。
一成は人を一度懐に入れてしまうと大切にするタイプなのははじめのうちからわかっていて、玲もそうなっていきそれが次第に恋に変わっていったのには気づいていなかったのには「純だ!」と(笑)
玲の一成への復讐の原因、玲の弟の存在、弟と一成との関係等が明らかになっていき玲が消えどうなるのかとハラハラしましたが一成は玲を見つけ出し、そこで玲に想いを伝え、玲と交わした会話、一成の玲が好きで好きで仕方ない気持ちが伝わりじわりと涙が出ました。
一成は玲にもう離れない、離さないと約束し、玲は憑き物が落ちたように穏やかになれて本当に良かったです。
「仕方ないから俺はもう行こうかな」
SSでは、弟の涼の玲を心配し、その気持ちからの言葉に一成が落ち込み?玲はその落ち込みの原因が分からず一成の事を考えて一成に問うた時の一成からのプロポーズに驚き喜びけれど「番」への恐怖は消せず、でもその玲の気持ちも受け止めて告げた一成の言葉にはグッときました。
さらに玲からの一成へ想いが素敵で一成が涙するのには感動でした。
どんな指輪が似合うのだろう?
特典ペーパーでは鹿せんべいでの楽しい2人が可愛かったです。
すごくおもしろかったです。思っていたより重い話でしたが、読めば読むほど先が気になって一気読みしました。最後は一成と玲が幸せに同棲生活を送っていて、そこにたまに涼も加わっていて安心しました。やっぱりハッピーエンドが最高です。一成も玲も涼も大好きですが、個人としては1番由良が大好きです。彼を主とした話もすごく読みたいと思いました。
匿名
作者買い
いつも通り楽しく謎解き読ませていただきました
出きれば続きを書いていただきたい
幸せ一杯わがまま玲くんも良いですが、ヤクザに特効する苛烈な玲くんをみたいです(一成さんの為に)