あらすじ
遠足の下見の帰り道。「最後に…」と握手を頼んだ多香子の手を取り、自宅まで送ると言い出した小津。手をつないだまま、沈黙したまま、歩き続けること数分。とうとう多香子のマンションの前にたどり着くが、ふたりの手はまだ離れない。さらに沈黙の時間が流れたのち、小津が口にした言葉は「海…見に行きませんか」で…
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「そんな顔されてほっとけるワケないじゃないですか」って、7歳年下のコータローに言われてしまう(3巻)ほど、たまらなく物憂げな表情をするタカコサマ(32歳独身)。
タカコサマが素敵なのは、そんな表情だけではない。ビールを飲む、カラオケで熱唱する、おにぎりを作る、そして海岸で一人で食べる、すべての表情がたまらない。
「オンナとしての旬を過ぎてしまった」(9巻)なんて、あなた!現役ですよ。って言うくらい艶っぽく、愛らしく。こんなにヒロインの顔に注目した作品はありません。
スピリッツで連載中、私はタカコサマより年下でした。そして萌えてました。が、今となっては私も同年代。また読み返して萌えました。
恋愛の寂しさや愚かさを描き、読む時によって感じ方の異なる感慨深い作品ですが。まずはタカコサマの顔技をご堪能あれ。
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