【感想・ネタバレ】学校の戦後史 新版のレビュー

あらすじ

学校を必要とする社会がつくられ,学校が自明視されることとなった「学校の世紀」を経た今,「教える」ことの意味が鋭く問われている.少子高齢化,多文化化,情報テクノロジーなどによって,教育をめぐる状況が大きく変動したこの一〇年を視野に入れ,新たに描く学校の戦後史.その先に見える,学校の役割とは.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

学校の戦後史の新版として、旧版までを4章として、新たに5章と終章を加えたものである。2020年代から新しくなった多くのことを5章と終章に詰め込んだので、ひとつひとつの出来事がざっと説明されるだけなのは新書では仕方がないことだと思える。
 しかし、教育史として教員養成系大学の学生が最初に読む本としては最適であると思われる。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

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戦後の学校の歴史のコンパクトな概説本
・単線型6-3-3制は戦前からの構想。
・総合制中学校が胆であり、戦中の国民学校高等科と青年学校が基。戦前の進学率の高まりがスムーズな移行を促した。
・当初は高校も総合制・小学区・男女共学を目指した。
・開拓地・離島の分校は46年のへき地教育振興法
・学習指導要領試案は教師自らがカリキュラムを研究していくための手引きの位置づけだった
・60年代前半までは中学の職業・家庭科が職業指導・就職斡旋(大都市は上位教育を目指す)
・58年には技術・家庭科として性別教育
・高校は小学区・全入→50年代後半選抜→受験加熱→67年東京都学校群→大都市私立中高一貫校
・71年全生研「学級集団づくり」滝山コミューンだ。共産主義的全体主義
・84年臨教審、99年国旗国歌法、06年教育基本法改正。新自由主義と保守、戦後教育の転換
・90年代以降「平等」から「選択」へ

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2025年04月27日

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