あらすじ
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低性能!高望み!発売延期! 世界最大手の半導体会社も頭を抱えた失敗作とは?●チップセットのバグで商品化もされずに消えたTimna ●巨大で複雑すぎて低性能、20年早すぎたiAPX 432 ●先進的な設計も消費電力が多すぎて性能上がらぬPrescott ●巨大チップで歩留まり悪化、改善前に時代遅れになったK6-III ●高すぎる消費電力にバグが追い打ちした初代Phenom ●丸パクリ、買い手なし、会社が消滅、マイナー系CPUの悲哀 ASCII.jpの人気コーナーに書き下ろしを加えて電子書籍化!
感情タグBEST3
ちょっとボリューム不足かも
アスキーの同名コラムの書籍版
20年ぐらい前からのIntelとAMDのイマイチ評価になったCPU達を面白く語ったコラム集でCPU好きにはかなりお勧め
でもちょっとボリューム不足を感じてしまいます
あと電子書籍化するにあたって写真と図解はカラー化して欲しかった
あとリフロー型の書籍ではないので7インチ以上のタブレットで読めない方にはお勧めしません
Posted by ブクログ
Mercedという名前が懐かしい。結局物にならなかったCPUに対しても、あれがダメこれがダメ
とバカにするのではなく、もっとこうだったらよかったのにね、という愛情が読み取れる。嫌な気持ちにならないのは、それが理由か。
Posted by ブクログ
個人的にはトランスメタの話が無いのが残念な感じですが、Intel, AMDを中心に過去製品化されなかったり、されたとしても不遇な生涯を送ったCPU(MPU)のお話です。
i860とかK5とかiAPX 432にとかにピンと来た方は完全な想定読者でしょう。
もはやライバルの自爆でPC用CPUとしては帝王のIntelですが、現実問題Windowsのバカ売れでi386とその光景であるi486がバカ売れするまでは結構酩酊していた時期もあったり、その後も結構やっちゃってる事も多いのですが、大抵ライバルの方がひどくやらかしているので助かっているとも言えます。(AMDとかモトローラー(現フリースケール セミコンダクタ)とか)
まぁそんな各社のやらかした履歴がまとめられたのがこの本になります。
PCの自作をされる方は、過去の歴史を振り返りこれからの投資を判断するためにも手にとってもいいんじゃ無いでしょうか(そんなわけねー)
Posted by ブクログ
帰りの電車の中で一気に読んだ。ネットの連載をまとめたものだが,やはり面白い。リアルタイムに歴史に触れていたので,いろいろ思い出すことができた。正確な数値データとともに示されていて説得力がある。呼んでいくと,「黒歴史」になる理由が一つではなく,いろいろな要因が複雑に絡んでいるのが分かる。それと組込みとPCとでプロセッサに対する考え方が違う点は面白かった。
やはり,これの国産CPU版を出して欲しいと思うが,血を見ることになるかな。
Posted by ブクログ
1990年頃から2000年後半にかけて筆者が黒歴史認定したcpuを紹介している。主にIntel, AMDのcpuを対象にしていて、どういう経緯て開発を行っていて結果こけてしまったか解説しているのが面白い。
Posted by ブクログ
まあ、へぇーって程度の事は書いてあったので近代の計算機に関わる方、興味のある方は一読して見てもよいのかもしれません。内容はPC Watchなどで新型CPUの詳説を楽しく読める程度の方なら余裕を持って読める「読み物」といった感じ。また、単にアレはダメだとか言うのではなく、何故著者がそれを黒歴史認定したかが明快だし、経緯などもじっくりと解説してくれているのでCPU周りに多少興味がある方ならばそれほど難なく読めるかな、とも思います。
ただ、あくまでもへぇ~って程度の話なので過度の期待や値段相応の何か発見を見出そうと思うと特にそうした事も無いかもしれません笑