【感想・ネタバレ】蜩の声のレビュー

あらすじ

日々の移ろいのなか、おぼろげに浮かんでくるのは、男と女、今は亡き人達の思い出、戦時下の風景──。時空を超越し、生と死のあわいに浮かぶ、世相の実相。 現代文学の到達点、古井由吉の世界。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

こういう文章がとても好きだ。
現実と幻想の狭間で言葉があふれかえるようでいて
落とされるべき場所に落ち、落ち着く言葉。
湿った男女の情感も廊下の徘徊も子供の背中も
しんとした湖の底を覗きこんで見ているような
いつまでも覗きこんでいたいような気持ちにさせてくれる。

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2012年03月20日

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