あらすじ
猟区管理官ジョー・ピケットは、アレン州知事からある事件の捜査を命じられる。昨年7月に、英国大手広告会社社長の女性が、サラトガ地区で失踪した。彼女はジョーの娘シェリダンが働く高級リゾート牧場に滞在後、空港へ向かう途中に忽然と姿を消していた。行方を探るためにジョーが現地へ赴くと、盟友の鷹匠ネイトが現れる。彼はジョーに、タカ狩りに関する問題の解決に協力してほしい、その代わりジョーの調査を手伝うと言う。サラトガ担当猟区管理官の謎めいた離職も絡んで、事態は予想外の展開に……。大人気冒険サスペンス・シリーズ新作!/解説=若林踏
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Posted by ブクログ
ジョーピケットシリーズ18作目、安定と信頼のシリーズで、今回もその信頼は損なわれず。
ジョーのクソ真面目っぷりは大好きなんだけど、ネイトが暴れるシーンが多いと何故か嬉しい、今回の武器はいつもの454カスールに加えて魚!
そしてシェリダンの活躍もまた読み所。勤務先で彼氏ができてジョーもメアリーベスも若干複雑そうだが、そこにも色々隠し味があって面白い。
それにしても、ミッシーのクソババアは登場もしないのに…、いずれネイトはこのババアの耳をちぎりに行くんじゃないかと思うんだが。
Posted by ブクログ
2025年の29冊目は、C.J.ボックスの「暴風雪」です。ジョー・ピケットのシリーズを読みのは、ほぼ1年振りとなります。酷暑の最中に読むには、ある意味ピッタリだったかもしれません。
前作で住まいを失くしてしまったピケット一家がどうなったのか気になる所です。今作では、更に、ジョーは猟区管理官の仕事も失う大ピンチに陥ります。
安定の面白さでは有りますが、事件が小粒で有るせいか
ハラハラドキドキ、スリリング感少なめです。
ジョーの長女シェリダンの男勝りの活躍が、最大の読み所ではないでしょうか。それにしても、世の中は、あらゆる意味で女性が動かしている事が良く分かります。
この先、知事コルター・アレンとジョーが、どのように対決して行くのか次作に向けて気になる所です。
☆4.3
Posted by ブクログ
ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第十七弾。
前作で焼失してしまった官舎も再建されていないと言うのに、
新しい州知事に呼び出されたジョーは、
英国女性の失踪事件を調べるように「命令」される。
(ただし、焼死したと思われていた犬は助かっていた)
女性が滞在していた高級リゾート牧場ではシェリダンが働いていていて、
また担当エリアの猟区管理官が行方不明なこともあり、
調査に向かうジョー。
今では鷹狩りの仕事を(合法的に)しているネイトも、
ワシ狩りを許可するよう知事に圧力をかけてほしいという鷹匠を連れてやってくる。
失踪女性は生きているのか。
シェリダンの恋人は関係しているのか。
町に住む老婦人を事故に見せかけて殺そうとした犯人は誰なのか。
養魚場を怪しんで乗り込んでいったネイトが、
薬物販売の相方として来たと間違えられたのは、笑えた。
無理もない。
まさか義母ミッシーが金に物を言わせて、知事にジョーを陥れるように画策したとは。
姿を見せていないがおそるべしミッシー。
解雇され逮捕されたジョーはどうなるのか。
前知事のルーロンが乗りだしてきたが、助けとなるのか。