あらすじ
好きって言って。僕の顔を見るたびに言って
反乱を起こした土地の領主となったキアラは、国に恭順の意を示すため第二王子ルシウスと政略結婚することに。冷めきった夫婦生活になる覚悟を決めていたが、予想に反してルシウスは四六時中そばを離れず隙あらば独占しにかかる、まるで妻過激派な溺愛ぶり! 挙式までの白い結婚期間にも淫らな「準備」を仕掛けられ、王の手先の籠絡だと言い聞かせるもキアラは次第に身も心も許し始めてしまう。しかしその時、王軍がルシウスを返せと攻めてきて!?
妻至上主義な過激派王子×仕事人間な女領主、
溺愛が過ぎる権力の塊を御しきることはできるのか!?
感情タグBEST3
歪んだ愛はいい。
初めて読む作家さんでしたが、私の好みを煮詰めた感じのお話でとってもよかったです!
おかげで寝不足です!
キアラの悲しみや切なさ、高潔さを十二分に理解して愛しまくるルシウスが大変好きでした。
執念深くて若干残念なシベリウスは調教してやろうかこのやろうという気持ちになりましたが、不憫でよかったです。
何よりもキアラがとってもかっこいい。
男の子だったらよかったと言われ続けて心の病気になった人を知っているので、どれだけつらいことかよく分かります。
それを弾くように頑張ったキアラが眩しく、羨ましく、とっても好きな女性でした。
このお話、後日談というかキアラとルシウスの子孫のお話もぜひ読みたいと思いました。
おもしろかったです!
久しぶりの
ソーニャさん。ほのぼのしたお話を読んだ後にこれはインパクトがすごいですね!
ヒーローの壊れっぷり。ヒーローだけでなく双子か。けど双子達の悲惨な過去は具体的に記載されてなかったので少し心は落ち着いております。