【感想・ネタバレ】獣はかくして愛に啼くのレビュー

あらすじ

警視庁組対部の刑事である鹿倉と無戸籍集団・エンウを率いるゼロは、恋人であり互いを飼う協力者として固い絆を結んでいる。それぞれの立場から半グレグループ・東界連合とリーダーである遠野の動きを追うなか、シンガポールの不可侵城でディーラーをしている男から「Xデイには不可侵城には近づくな」という忠告がもたらされる。そのXデイについて探っていたある日、不可侵城の一部の会員たちにパーティの招待状が届いていることが発覚する。さらに例のパーティのことで話があると、東京地検特捜部長でゼロの異母兄でもある桐山から、鹿倉はゼロとともに呼び出され……? 男たちのスペシャル・リレーション、完結!!

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Posted by ブクログ

シリーズ最終巻。
鹿倉とゼロの関係が前巻で利用し利用されるだけのものからお互いに大切な存在としての関係に変わり共に敵(遠野)を倒す為にと仲間と協力し合って行く姿が凄く良かった。

不可侵城で「Xデイ」、李アズハルへのクーデターが起きるのではとの情報を得る為に桐山に招待され向かった先での桐山の要求が中々で。やはり桐山だなぁと(苦笑)
桐山の無自覚のゼロへの気持ち?を鹿倉が感じ取って、でも口にしない鹿倉。
いよいよ「Xデイ」の日での遠野との対決では驚きの結末でした。
煉条への李アズハルの態度と言葉、思いが切なかった。
煉条の遠野への「愛」も。
そしてもうダメだとなった時のゼロからの言葉にはもうね。

本懐を遂げた鹿倉とゼロの2人の一年後、混沌とした世の中で変わらずにいる姿にホッとしました。
距離がとても縮まり甘々な生活、そしてゼロへの告白へのお返しの言葉、最高でした。

巻末のSSも特典ペーパーもとにかく甘く幸せな2人を読めて幸せでした。

男前同士のBL好きには必須のシリーズです。

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2025年02月13日

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