あらすじ
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よくぞここまで!
強い力士の何が凄いかがわかる傑作書!
二所ノ関親方(元横綱 稀勢の里)推薦!!
相撲は神技であり芸術!
その理由がここにある。
元力士だから語れる、物理的観点だから分かる、誰も語らなかった、相撲技の力学!
立合い、組み、崩し、投げ……
肉体同士がぶつかり合い、時に奇跡のように小兵が大男に勝利してしまう相撲技には、すべての場面に“ 理由” があります。
なかなか具体的に語られることの少ない相撲の技の構造を、わかりやすく力学的に解説します!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本を読みながらNHKで岡田准一が熱い武道愛を持ってしてMCする番組「明鏡止水 〜武のKAMIWAZA」を思い出しました。相撲を物理学で語る、というアプローチ、あるようでないかも。「明鏡止水」が古武道の達人とスポーツのアスリートをスタジオ内に同居させることで、その共通性を見出していこうとしていることで「武道を科学する」ことに成功しているように「相撲道を科学する」ことは成功したか?(読みながらこの本「相撲道」の話だな…と思っていたら最後の方の双葉山の仕切り論で、その単語が一回だけ使われます。)ちょっと惜しいと感じた点が二点。先ず、出てくる力士が太刀山、常陸山、梅ヶ谷、玉椿…もうオリンポスの神々みたいなレジェンドたち。最新でも69連勝の双葉山ってどうなんだろう…それぞれの取り組みを紙上実況しても、なんか講談みたいにしか聞こえないのが残念。でも筆者の中では「相撲道」は現代のスポーツのような相撲には見出せていないのかもしれないと推測しました。ある意味、本書は今の相撲に対する苦言なのかもしれません。もう一点は相撲の力学として相対性理論とか量子力学を持ち出すのはどうかな…トンデモ本になっちゃわないか、ハラハラしました。本気じゃなくてアナロジーとして、引用しているんだろうと思うことにします。四股の意味、てっぽうの重要性、ハッキヨイの役割、知らなかったこともいろいろ教えてもらえました。