【感想・ネタバレ】九十九神曼荼羅シリーズ 百夜・百鬼夜行帖2 台所の龍のレビュー

あらすじ

モノが魂を持って動き出す!怒り狂う怪物、奇跡を起こす妖精。時を超え、姿を変えて現れる不思議のかずかず。オリジナルのファンタジー&ホラー作品を配信する電子絵ものがたり「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」。シリーズ内時代劇シリーズ「百夜・百鬼夜行帖(ももよ・ひゃっきやぎょうちょう)」第一章の弐は「台所の龍」。
正月もまだ二日だというのに、盲目の美少女祈祷師・百夜のところには、薬種問屋・倉田屋の手代・佐吉があがりこんできた。「龍が出たんで」。日本橋の茶問屋伊豆屋長兵衛の台所で怪異が起きているという。文政年間の江戸の闇に起きる怪事件の数々。軽薄ながら憎めない性格の佐吉と、侍の霊を憑依させて美少女の外見に似合わぬ尊大な口をきく百夜。シリーズ2回目にして名コンビの誕生を予感させる展開の中、ふたりが挑んだ相手は存外に凶暴であった。百夜の仕込み杖から白刃が風を切る。

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付喪神の命名が面白い

不思議な力はあるが冷淡でつっけんどんな武家風の言葉遣いのヒロインの人物造詣が面白い。万人向けの人物像にしないところに作者のこだわりを感じる。
相方の佐吉は典型的な江戸っ子の造形。こちらは万人向け。
前作に続きこの作品でも付喪神のネーミングが凝っていて面白い。

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2022年11月08日

シリーズ作品レビュー

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