【感想・ネタバレ】本所竪川河岸瓦版 冬花火のレビュー

あらすじ

家禄九千五百石の横田家を継いだ真行は遠縁からの養子だった。真行が部屋住みの貧しい頃から好き合ったお鶴は、本所の瓦版屋『花房』の女主人で、四歳になる娘お糸と暮らしている。真行とお鶴らは江戸市中を騒がす誘拐事件を解決すべく、心血を注ぐ!

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Posted by ブクログ

本所竪川河岸瓦版シリーズの第一弾

主人公の横田筑前守は九千五百石の旗本筆頭の当主なんだが、二千石の旗本の四男で剣の腕を見込まれて先代の養子になったという設定で、部屋住み時代から関係のあった瓦版屋の女主人お鶴とともに、旗本筆頭という立場ながら事件に巻き込まれるという体

事件解決もさることながら、四男である上に正室の腹ではないので、散々上四人の兄にいじめられてきたが、現在では家格がかなり上になってしまっていて、そのあたりの兄弟の感情、部屋住み時代から横田家に養子に入る間の疎遠になった時期に生まれたお鶴の娘お糸の父は自分ではないのかという感情、このあたりも伏線になっていて話に面白みを足している

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2010年10月23日

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