【感想・ネタバレ】メルカリで知らん子の絵を買うのレビュー

あらすじ

無駄づくりで人気の著者による脱力エッセイ

「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」
ユニークな無駄発明で人気の著者による脱力系エッセイ集。
じっと天井を見つめ続けてみたり、幼児にまじって砂場で遊んでみたり、まだ名前のついていない行動を探してからだを動かしてみたり、着色料を溶いた水を飲んでみたり……。
じわじわとこみ上げる笑いとともに読み進めると、「余計なこと」を求める著者の心のやわらかい部分が見えてくる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

なんて素敵なひとなんだろう。何度か、感極まって涙してしまったほど。
現代人に必要なことが、この本に詰まっていると思う。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

日々の暮らしの中でのつらつらを綴るのではなく、思考実験しながら行動するエッセイ。毎日一生懸命に考えていて、その必死さがなんだか涙ぐましい。もうちょっと肩肘力抜いてみても良いのではないだろうか。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

藤原さんの生き様が、たたずまいが、大好き!
焦燥も、不安も、欲求も、全部私。
いちいち思い悩んで葛藤して、だからこんなに魅力的なんだ。
この世界がどんどん変になってる、それが私は怖い。これからもたくさん世界の効率化や生産性に抗っていこうって、私たちに本当に必要なのはそういうことなんだよって勇気がもらえた。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

効率や時短がよしとされる時代に、無駄なことや一見意味のないことをあえて実行する著者。
くすりと笑ってしまうような表現も多く、ゆるーくとても楽しく読めた。無駄なことにこそ価値を見出そうという視点と、思いついたことを実行に移す行動力が素晴らしい。なかなか真似できないことも多いが、自分も無駄づくりをやってみたいと思った。

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

まずタイトルにパンチがあっていい。
無駄を生きるという概念も面白い。効率に憧れつつもそう生ききることができない私にとっては、生きることが面白くなるような本だった。
天井の話とか、入眠の支離滅裂な感じとか、自分も味わうやつだ、と感覚がうまく言葉にされていて、細かいところに共感しながら読み進めていた。気づくとあっという間に読み終わり。面白かった。

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

天井を見続ける、雲を見る、遅く食べる…雑な時間の使い方を見つめたエッセイ。確かに無駄ではあるのだが大人って案外こんなもんだよなと思う。何かを突き詰めたりSNS映えする何かを追い続ける人にこそ読んで欲しい脱力エッセイ。カバーを外すと後書きが見つかる。

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

「むだづくり」をライフワークとする著者の脱力系エッセイ。子どもがいないのに子ども服を買ってみたり、砂場で遊んでみたり、野ぐそに挑戦してみたり…

「そんなことして何の意味があるの?」と思われることを試しているのだけれど、読んでいて楽しい気持ちにさせてくれる。効率だとかコスパだとかを求めてばかりの世の中で、こうしてどうしようもないことに挑戦してみる姿勢は、他の人よりも楽しい人生を送れそうだなと思いながら読んでいた。私も見習いたい。

本書は文芸雑誌『文學界』で連載されたエッセイをまとめたもの。私は彼女のエッセイを目当てに『文学界』を買っていた時期があったので、今回、本になってくれて嬉しい。途中から買わなくなったので、初めて読む話も多く、楽しめた。さすが、元よしもとの芸人である。

気持ちに余裕がなくなってしまったときに、何度でも読んでみたいと思う1冊だった。

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2025年04月03日

Posted by ブクログ

私たちは何事にも意味や価値を求め、それに疲弊するという負のループに陥りがちだ。
そんな時は「天井をひたすら見つめませんか?」とこの本は誘ってくる(ようだ)
無駄かなんて誰にも分からない、ならやってみるか... 気づいたらふっと体の力が抜けている

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2025年03月17日

Posted by ブクログ

日常を楽しむ術がすごくて、自分が楽しめる焦点を見つけるのが上手すぎて見習いたい。
ダイパコスパが求められがちな時代だけど、自分の余裕とか個性を作るのは余計なことなのかもしれないね。思いついたことはすぐにやるべし。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

ゆるーく楽しめるエッセイ。人生には余計なことを楽しむ時間があっていいんだと思える。むしろ、その時間を意識的につくっていけると生きるのが少し楽になるのかもしれない。

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2025年06月05日

Posted by ブクログ

 34編の脱力感もっさり(!)のエッセイ集で、楽しく読ませてもらいました。


 ちょっとセンシティブなシーンがあるにはあるのですが、ちょいちょいボケる文章にクスリとし、余計や無駄に共感し、笑って脱力できました。


 彼女の実践する「無駄づくり」を掲げた発明に、少し前からハマっていた私としては、本書を知った時飛びつくように購入しましたが、タイトルの『メルカリで知らん子の絵を買う』が冒頭エッセイですが、このエッセイに書かれている「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」という<余計者宣言>とでも
いうもので、効率化や生産性から一歩身を引いてみれば、こんなに世界は豊かになる、と発信されている藤原さんには大拍手です。


 私も思うのですが、余計や無駄なものごとって結構重要で、創造の源にもなると思います。


 本書、どれも笑える面白いエッセイだし気づきも色々あるのですが、マイベスト3を挙げるとすれば、哲学的な思索が展開される「天井を見続ける」、心の安定に推奨される「石を拾って持ち運ぶ」、抑うつ状態から抜け出す方策としての「野ぐそに挑戦する」がとても面白かったです。


 あとがき、が無いのですが、まだ続編があるということなのでしょうか。今後のご活躍が楽しみです。毎日踊っていてください。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

藤原麻里菜さんが好きだ。ツイッターで紹介される無駄な発明品が楽しく、動画の無表情な顔がかわいらしい。その人の手になるエッセイ。文章もしなやかで個性的で魅力的。大胆奔放で繊細。彼女には幸せになってほしい。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

先日読んだ『不器用のかたち』の裏ではこんな生活があったのか。
生産性を求めるとキツくなるのはとても共感。
義務感で続けることになると辛い。
子育ては逃げられないが、子供を生かすためにしなければ!というより、ちょこちょこと楽しいことを一緒にやろうぐらいの心持ちの方が楽しめそう。
毎日少しだけでも踊ってみるのとか、握り心地のいい石を見つけてみるとか、子どもとやってもとても楽しそう。
藤原麻里奈さんのエッセイは新しい視点が増やせる上に、少し肩の力を抜かせてくれる。

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

何も考えたくない時に一つ読むような本。一気に読むには勢いがなく飽きる。色々なことに挑戦して人生を楽しまれている方だと思った。共感できたりできなかったり。最後の「ものを捨てまくる亅は良かった。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

身体を張って無駄なものを生み出してる作者。
本当にあっちから斜め左上あたりから物事を見つめて、発見する。

そっち!?そういうふうになる!!?

っていう新たな視点。
どんだけ頭カチカチだったんだろう。
と。反省させられます。。。
本当に。

電車で座って前に並んでる人たちを見て、
この人たちをグループにしたら、センターはあのおじさんだな。
とかさ。

どっからその発想!!
っていう。その自由な発想が読んでて刺激を受けます。笑

子どものような発想や発見で、
それが大人の体に入ってるもんだから、
苦しくてやられるのかなぁ、、、
と、少しだけ著者の身体も心配になる一冊でした。

#体を張って
#無駄なことをやる
#ダチョウ倶楽部みたいな
#そんな感じ
#発明家
#いろんな雑誌で見たことある著者
#気にはなってた
#奇想天外
#ただ、苦しそう
#ちょっと生きづらそう
#フラーってしてるわけじゃなさそう
#そこがなんだかきつそうで
#心配

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2025年10月09日

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