あらすじ
第6回アース・スターノベル大賞ルナ佳作受賞作、待望の中巻!
コミカライズ企画進行中!
「それではお見せしましょう、運命を切り拓く反撃の一手を」
謂れのない罪で追放刑に処されたアリアレインは、侯爵家を侮られたことに激怒し叛旗を翻す。
アリアレインが一晩のうちに撒いた謀の種は大きく根を張り、その影響は王室に絡みつくようにじわじわと広がっていった。王太子エイリークは振り回されながらも対応するが、アリアレインの策略に絡め取られてゆく。
王室を混乱の渦に陥れながら、アリアレインはマレスへと向かう航海を続けていた。次なる一手をすでに用意していたアリアレインは、弟クルツフリートに華麗な笑みを浮かべる。
「私の打つ手はあのひとつだけじゃないのよ──やってくれるわね?」
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面白いです
浅はかな王太子の婚約破棄からの内戦の予感ですね。作者様はヒロインが前巻で指示してヒーローが成し遂げた謀略がどのように効いてきたのかを描きつつ、彼女の人間らしさ、愛らしさを書いておられます。どんどん高まる緊張感。次巻が楽しみです。
しかし、王太子は浅はかではあるもののバカではなさそうなんですよね。でも人を見る目は持っていないという事なんですね。それこそが大切なのに。