あらすじ
「姫様、私の代わりに死んでくださいな」
メーダ王国の末姫・レティーシャは、忌み嫌われた痣を持つせいで虐げられその姿を隠されていた。
姫の影武者として雇われた容姿がそっくりの少女・リズが代わりに華やかな表舞台に立ち、レティーシャはその陰で雑用を回される日々ーー。
しかしある日、神の啓示と一致した痣を持つレティーシャに隣国の皇太子との縁談が舞い込んでくる。
輿入れの時がやってきて生まれて初めて見る外の世界に目を輝かせるレティーシャだったが、羨んだリズの画策によって花嫁の座を奪われてしまう…!
命まで狙われることとなったレティーシャを救ったのは、なにやら訳アリそうな魔術師様でーー?
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おぉ影武者リズの成り変わり計画で、いきなり大ピンチなレティーシャ、この先生きのこれるのかスタートとな。
不遇な環境から脱出するために必要な一切合切を、ある意味やってもらえてる棚ぼた感すごいわぁ…
レティーシャ
メーダ王国の王女として生まれたレティーシャは痣を持って生まれてきたことから隠されて育ちました。レティーシャの影武者として辺境の小さな村からリズが迎えられました。それからというもの表ではリズが、裏ではレティーシャが王族の責務を果たしていました。あるときエデルトリア帝国からレティーシャを皇太子フィリップの妃として迎えたいという話が舞い込みました。輿入れにはリズも同行しましたが、エデルトリアに向かう途中でリズはレティーシャを馬車から突き落としました。レティーシャを殺し、自分が妃になろうという魂胆です。追手から逃れようとしたレティーシャは崖から落ちてしまいました。そんな彼女を救い出してくれた男性がいました。この男性の正体は一体誰なのでしょうか?