あらすじ
自分のことを「吾輩」と呼ぶ、金城武似のホスト・タケシは、実は吸血鬼。彼は、歌舞伎町のバッティングセンターで美女の復讐屋・雪美に会ってから、彼女の片棒を担がされている。二人のもとを、常識外れの依頼者が次々やってきては無理難題をふっかけていく。無欲で律義で人間臭い“吸血鬼”は、体当たりで使命を全うしようとするが……。
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面白かった!
笑えるシーンが多めで楽しく読めました。が、まさかのラストでした!
エピローグで、全てが夢だったのだと思ったら、吸血鬼が実在するのだけは夢じゃなかった!それにしても、銀座バッティングセンターでホームランを打ってからのくだりは怖かったです(@@)
Posted by ブクログ
解説の温水ゆかり氏が書いていたようにまさに最後は●オチなのだが、駆け抜けるように一気に読ませてしまう文章のリズム感と、ちょっと古臭いけどそこがなんとも安定感があって心地よい「吾輩」という一人称&語り口調と、ハチャメチャなプロフィールで出来れば友達になりたくない脇役のキャラクターの濃さと、がワタシにとってはとてもバランスよくミックスされて、最後の●オチまでは(苦笑)爽快感たっぷりに没頭した。
でもさ、よく考えると、あれだけ濃い内容を最後にまとめるとしたら、やっぱり●オチになるわな(笑)。しかし、伏線が全くなくてホントに最後の数ページで「やられた~」って感じ!