あらすじ
東京湾をのぞむ房総の小さな港町・金谷。フェリーが発着するこの町を舞台に、平成の約三十年間にわたって描かれる、血が繋がらないひと組の親子の成長、そして、それぞれ秘密を抱えた人々の、出会いと旅立ち――。胸にしみわたる、ノスタルジーを纏わせながら紡がれる、心温まる奇跡の物語。晴木ワールドの真骨頂。〈解説〉徳井青空
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Posted by ブクログ
「さよなら(お別れ)」を集めた短編集ではあるものの、どれも悲しさの中にほっと心が温かくなるような優しさが溢れるお話。小さな港町を舞台に、定食屋さんの息子の大輔に係る人々の別れを描く。ページを捲るうちに30年の時が流れ、各章で成長する大輔を見つけるのがとても楽しい。1番好きなのは高校生の大輔。高校生の男の子たちの友情が眩しかった。
Posted by ブクログ
数十年前が舞台になっているストーリーのノスタルジックな感じが、齢50の私にどハマり。
どの話も悲しく始まり明るく終わる展開が好みだった。
そして悪い人が誰一人でてこない、にんげんっていいな系。
1話目の重さにちょっと萎えたけど、次の話、次の話と、ひとつひとつの話の繋がりが明快で、読み進める楽しみが味わえる。
実際に目にしたことがある金町の風景を思い出しながら活字追いに没入し、油断して4話で泣かされた。
できればカバーをかけて読んでいただき、読み終わったらカバーを外して、表紙の絵を見ながら物語を反芻してもらいたい。