あらすじ
このラスト、中毒必須。
いまもっともアツいBL小説界から一般文芸界へ、新たな才能が花開く!
――残酷な世界を生き延びるため、彼女は唇に嘘を纏った。
夕暮れ時に訪ねてきたのは夫の不倫相手だった。(あやか)
「おじいちゃんを殺した」。母と娘の逃避行ともう一つの秘密。(真夜中のドライブ)
愛する妻に殺されたい。男が挑んだのは命を賭けた悪女の証明。(愛妻家)
作り話が得意なミユは、今日もクラスの人気者。(楽しい話をしてあげる)
バス停で出会った不思議な女。その声はどこか懐かしかった。(赤い傘)
ほか、全9編を収録。
隠し通すと決めた秘密、守るために握った刃、騙し抜いてほしかった甘い言葉。
その正体に気付くとき、9つの衝撃があなたを射貫く。
衝撃の結末を、心してご堪能ください。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
期待して読んだ分、肩透かしなところが多くてイマイチ。
作家の作品を読み尽くしてパターン読めちゃったなという感じ。
こういった作品に慣れてない人には面白いと思う。
全体的に女性やさらに妊娠というワードが多い作品群だなと思った。
予想通りな話ばかりで予想を裏切る期待通りなものが読みたいんだなあと気付いた。
あやか
妊娠中の女性の家に夫の部下が不倫を打ち明け離婚を迫る話。
妄想オチにもなるが、本当に来ていたよという匂わせもあり、怖いねっていう。
本当に来ていたら夫がめちゃくちゃ怖い人になっちゃう。
出産間近には来てないけど、夫が不倫相手を家に連れて来てたよオチかもな。
真夜中のドライブ
父親の正体バラシとか、死体を海に捨てる話もなんか普通だなあと思ってしまった。
母と娘の絆の強さは良い。
BLだったらもっと萌えてたかも。母と娘の秘密の共有ではあるけど、健全に思えてしまって個人的ないまいちさを感じる。
愛妻家
こういう相手がいる状態での一人語りというのはオチとして、もう手遅れだったというのがあるので、インパクト弱いなと感じた。
過程は楽しかったけど、これも妻への執着の強さとしての凄みがもっとあればなと感じた。
楽しい話をしてあげる
虚言癖の女の子の話。自分で作った話に呑み込まれて、最後は受け入れて喜んじゃうところは良かった。
しかしながら、余韻とか、もっと刺さるところがあればなと思った。
これだから女は
途中でこれ語り手はおっさんではないなと気付いてしまったので、さめちゃった。
こういった思考になって自分はうまく生きてやると考える人はいるだろうけれど、それありきすぎて、もっと何か無いのか?と思った。
双子心中
作品を通して自己を打ち明ける耽美的なところは良かったけれど、やっぱなんか物足りない。
出来事が少ないのか?表現が足りないのか??
食べたい
一方的に慕ってつきまとって捨てられて、殺して食べる。
どこかで見たな感。
ジンとシャリ
盆栽の話は面白かった。
見えちゃう人の話。そこから性欲に結び付くのが面白い。
でもそれだけな感じで、やっぱもっと何か欲しかったなあと思う。
赤い傘
世にも奇妙な物語の感動話感。
普通だなと思ってしまった。
付録
永遠のケンマコ
これもコメディー調とシリアス感動話にホラーちょびっと、という塩梅。
でもこれ全部マコの妄想オチにもなるので、その場合マコの都合の良い話になってしまう。そこがホラー。