あらすじ
平凡な会社員の勇馬は、貧乏子爵令息・ノアールに異世界転生した。飲みにくい紛薬を押し固め錠剤としてヒットさせ生活費を稼いでいると、ある日、湖に浮かぶ重傷の青年を発見する。焦って「怪我が治れ」と言葉を発すると怪我がみるみる治って!? 転生の際に『癒しの声』を得ていたのだった。青年は王位継承問題を抱えるカールハインツ王子で、愛人のふりで側に控え、秘かに怪我を治し王子の危機を救うことに!?「お前は俺の守護天使だ」偽愛人なのに、本気の眼差しに翻弄されて!
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Posted by ブクログ
転生もので、転生した先が貧乏子爵家の三男のノアールというのが少し変わっていて面白かった。
何とか生きる為にと術を探して、その為に出かけた先で助けた青年がカールハインツ王子。
転生する時に「魔女」から授けられた力でカールハインツを助けたことから常に危険にさらされているカールハインツの為に「愛人」としてカールハインツの元に連れていかれてと2人の関係が「偽」であり甘さがないやり取りが軽快で面白かったです。
ノアールはカールハインツを狙う犯人はわかっているのだけれどカールハインツが辛くなるのではと言えないでいるのには切なさがありました。
でもノアールにも危機が迫りそこでノアールの「力」が、の真実とかでようやくカールハインツがやるのかと思ったのにやはり無理があってどうなるのかとハラハラしたらそこでノアールの発した言葉には驚き本当にそうなっててしまったのには笑うしか無かったです。
そこからはあっという間に解決へと向かい2人はどうなるのかと思っていたらカールハインツからの告白に「ホントに?」とノアールと共に少し疑問を持ちながらも良かったねと。
ノアールもしっかりとカールハインツへ想いを寄せていたしようやく「偽」から「真」の関係になれたわけで。
この先は甘々な日々を送るれるのだろうな(笑)
カクテル文庫特典ペーパー、コミコミ特典ペーパー共にとても良かったです。
おもしろかったです。転生やチートが物語にしっかり生かされててよかったです。展開が早くて飽きることなく一気読みでした。カールは国を守ってくれる素敵な王太子になること間違いなしですね。ノアールは自分の考えがしっかりしていて好感が持てました。たくましい受け大好きです。
うーん…ちょっと違う…
異世界転生して殿下のもとに連れていかれた主人公ですが、典型的な殿下と主人公キャラじゃないせいか、これじゃない…感が終始ありました。
キャラは火崎先生がよく書くタイプのキャラだと思います。
声で治すっていうのもシュールで首を傾げてしまいました。